

夕暮れ坂を降りながら 風の声を拾ってた
錆びた街のノイズの奥で 僕だけの旋律が鳴る
笑い声の裏側で 途切れたリズムを抱きしめる
壊れそうな願いだけが まだ呼吸をしている
指先の痛みが やけに優しくて
名前もない音が 僕を導く
風の弦が震えるたび 未来が滲んでいく
見えない空を掴むように 音を放つ
くだらない現実を 笑い飛ばすように
僕はここで 鳴っていたい
夜のガラスに浮かぶ影 声にならない祈り
沈黙が街を包んで 光は遠く瞬いてる
世界が僕を拒んでも 夢はまだ生きている
届かない今日を抱きしめ 僕は歌うだけ
誰かの笑顔の裏で 孤独が微笑んだ
それでも信じていた ひとつの音を
風の弦が軋むたび 誰かの心を撃ち抜きたい
言葉の届かない場所で 僕はまだ息をしてる
光と影の隙間で 生まれた声が
誰にも見えない夜を 切り裂いていく
静けさの中でだけ 本当の僕を聴ける
風の弦が鳴り響く 遠い夢をさらっていく
拙い手で構わない 未来を弾いてみたい
この音が消える前に 僕をここに刻みたい
- 作詞者
中村 英彦
- 作曲者
中村 英彦
- プロデューサー
中村 英彦
- ボーカル
中村 英彦

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風の弦、或いは孤独について
中村 英彦
**『風の弦、或いは孤独について』**は、孤独の中で音楽だけを信じ、未来へ向かって歩き続ける姿を描いたオルタナティブ・ロックです。夕暮れの街、風に溶ける旋律、誰にも届かない祈り──それでも鳴り続ける一つの音が、自分自身を支えてくれる。現実に迷いながらも夢を手放さず、音を通して生きる意味を問いかける、静けさと激情が交差する一曲です。
アーティスト情報
中村 英彦
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