Ekiden Front Cover

Lyric

Ekiden

MuraBEAT

張り詰めた一瞬吸い込んだ冬の匂い

一発の銃声が空を裂いて

夢に見た景色が今ここにある

さあ行こうか

擦り減ったソールの厚さが僕らの歴史だ

泥にまみれ何万回と蹴り上げたアスファルト

「もう走れない」と膝をついたあの日のグラウンド

それでも隣にお前がいたから靴紐をまた結べたんだ

ビル風を抜け景色は緑へ勾配がきつくなる

背後から監督の檄が飛ぶ

「お前の意地を見せろ!」

肺が焼けつく鉄の味がする喉で僕は頷く

挑め空に一番近い場所へ

重力という名の鎖を脚が千切れるまで振りほどけ

心臓の悲鳴を歓声がかき消していく

俺は頂上に魂を置いていく

明日へ繋ぐためにこの坂を登り切れ

折り返しの凍てつく朝転がり落ちるようなダウンヒル

ブレーキなんて壊してしまえ恐怖をスピードに変えろ

一瞬で景色が流れる視界の端で誰かが叫ぶ

その意味さえも風に置き去りにして

ただ速く鼓膜を支配する音

平地に戻れば忍び寄る乾いた足音

抜かれるか抜き返すか0.1秒の削り合い

沿道の声援が音の壁になって背中を押す

知らない誰かの枯れた声が僕の燃料だ

鳴り止まない拍手の渦の中

汗と涙が染み込んでずしりと重いこの布切れ

たった数グラムの絆が身体を現実に引き戻す

俺の身体だけど俺だけの身体じゃない

あいつらが待っている約束の場所へ

還ろう仲間が待つあの街へ

ボロボロの身体から最後の一滴まで絞り出せ

滲む視界の先両手を広げた笑顔が見える

この襷が僕らのすべてだった

今、アンカーの誇りを胸にゴールテープを切る

解かれた結び目手のひらに残る熱

僕らはまた走り出す

終わらない夢の続きを

Wow... Wow

  • Lyricist

    MuraBEAT

  • Composer

    MuraBEAT

  • Producer

    MuraBEAT

  • Programming

    MuraBEAT

Ekiden Front Cover

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