歌詞

長い映画のエンディング

どう飾ればいいのかなんて

気の紛らわし方さえも

忘れてしまったよ

君がいつか話した 潮風撫でる丘で

君の名前に身を手向け

降り出した雨に気がついた

僕らの生きた筋書きを

今再び 上書きしよう

余計な色は要らない

待ちくたびれ寝てしまった

その安らか 驚かさぬように

もう二度と離れないように

君の記憶の中にだけ

居た僕が生きていたように

今の僕の想い出の中

君の光が

なのに僕ら離れて それぞれの夢に堕ち

形亡き人の隙間で 炸裂に飲まれて目覚めた

翼もがれる感触と

共にあるのは 君の寝顔を

かき消すような心情

きらり落ちていく

するり落ちていく

夏を影にする

夢ならいいのに

夢ならいいのに

この世界の全てが

誰かの悪い夢ならばいいのに

心安らぐ感触を

ながい夢の果てでもう一度

君が思い出させた

また夜はやってくるけど

もう今度は ぬくもりだけの

優しい朝の陽を浴びよう

そんなエンディング