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曲集 森の詩

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人類の祖先がアフリカを出発し、西へ向かいヨーロッパの基礎を作りました。また東へ向かった祖先はアジア人の祖先となり、 その先太平洋諸国の様々な地域に広がっていきます。今から 7 万年も前の話です。ヨーロッパへ向かった祖先はコーカソイド、東へ 向かった祖先はモンゴロイド、オーストラロイドに分かれます。アフリカ外に向かわなかった祖先はネグロイドとなり大きな 4 つの 動きが人類の文明、文化を作り固有の人種となって行きました。動きをよく見てみるとアフリカを起点として円のように人間が広がっ ているのがわかる。アジアンジャズ 1 作目を制作する中で不思議に思っていたことに、北海道アイヌの音楽とオーストラリアにある 音楽の中に非常に似たものがあります。なんでだろう ? と思ったが、人類の動きを調べるうちに合点が行くものがあった。人類の起 源は陸続きのように繋がっていたのである。
今回のヨーロッパ編のテーマは『古代ケルト民族と洞窟壁画』である。
ヨーロッパ民族の祖先ケルト民族は、北ヨーロッパ ( アイルランド、スコットランド、ウェールズ地方 ) に集中している。しかし、今 から紀元前 2,000 年頃は全ヨーロッパを支配するほどケルトの民が共住していたとされる。このケルトの民も元はアフリカを出発し たコーカソイドの末裔である。そのヨーロッパ地方に 6 万年以上も前に人類の祖先が描いたとされる洞窟壁画がある。アルタミラ
( スペイン )、ラスコー ( フランス )、ラパシエガ ( スペイン ) 等の驚くべき壁画である。現代人が見ても驚くべき描写力で描かれた壁画。 どの壁画を見ても自然の中で動物と人間が共生し、一つの自然観の中で生活をしていることが分かる。その自然観とは明らかに、全て のものの中に神が存在するというアニミズムである。
今回、第 4 作目は『アジアンジャズ・ヨーロッパ編』ということで、7 曲制作しました。 使われている楽器は全て現代の物だが、重要なことはアジア、アフリカ起源と思われる楽器がヨーロッパでも多数使用されていること である。特に弦楽器 ( ギター、マンドリン、リュート )、擦弦楽器 ( ヴァイオリン、フィドル )、木管楽器 ( 木製フルート他 )、打楽器
( バウロン / 皮付き両面太鼓 ) などは全てアジア、アフリカが起源である。その様々な楽器は固有の風土の影響を受け変化して、今の 多様な民族によるヨーロッパ音楽を作り上げている。

アーティスト情報

  • 佐々木義生

    ■佐々木義生プロフィール 菊池秀行グループ、沢田駿悟トリオに参加する かたわら、故寺山修司主宰「天井桟敷」で音楽 を担当するなど幅広い活動をする。1983 年、 活動の場を北海道に移し、シンセサイザー、パー カッション、ベースを使用した独自の Mind Jazz を開始。87 年アルバム「翔」、また '93 年アルバム「悠久」発表。友好が深いゲイリー・バートン、チック・コリア、サミー・ ネスティコ、ジョバンニ・イダルゴ、エリック宮城、向井滋春等の交流を通じ、 次世代の育成音楽事業にも力を注ぐ。第 1 回ジャズマンス・イン・旭川 (1995 年 ) より音楽プロデュース、作編曲家として 20 年連続参加。2018 年 Mind Jazz アジア 3 部作の第 1 部『Spirit of Asia/ アジアの香り』 を制作。2019 年第 2 部となる『Earth Festival/ 大地の祭典』を制作する。

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