歌詞

鼠色の風

硝子の街を撫でつけるだけ

交差する影

足早に蠢く蟻の群れ

擦れた靴の音

眠れない夜に響くノイズ

不愉快なボイス

ボクは何も聴きたくない

鉄の味がする

この空気を組み立てるパズル

視線を手繰る

うちにボクは道を外れてる

血の気に飢えてる

人たちがボクを弄んで

破れた絵コンテ

ボクは何も観たくない

ソコナシヌマ

沈んでいくよ

理由も判らないままにほら

地獄の底に堕ちてゆく

改札を抜けて

地下の風が物語る総て

広告の笑顔

まるで煤に塗れた焼け跡

現実と混ざる

錯覚だらけの嘘の砂漠

のさばる自堕落

ボクは何も知りたくない

ソコナシヌマ

沈んでいくよ

気づかぬうちに溺れていく

このまま下に溶けていく

ソコナシヌマ

沈んでいくよ

藻掻くことも出来なくてほら

諦めだけが浮かんでる