ソナタは美しい。のジャケット写真

歌詞

しずかな幻 (feat. 鏡音リン)

猫背

樹海を歩いて

遺体を遺棄した。

わたしはどうして

此処に居るんだろう。

月明かりが

わたしを刺すから、

目を覚ました。

きみの居ない街。

落下した気球の殘骸に佇んでいる。

わたしが視ていたのは

静かな幻だったなら、

触れ合う皮膚でさえ

何処にも存在はしなかった?

魚に生まれ変わり、

綺麗な尾鰭を動かして泳げたら、

もう月なんて知ろうとしない!

淋しいと思うけれど。

視界は凪いで

深く息した。

四肢を喪くして

何処へ征けるんだろう。

美しいものばかり視せないで!

と叫んだのは、

人の居ない街。

放火した気球の熱線に溶かされている。

わたしが視ていたもの

総てが幻たっだなら、

きみの遺影でさえ

ひとつも存在はしなかった?

蝶に生まれ変わり、

花束の庭を瞬いて羽ばたけたら、

もう空なんて飛ぼうとしない!

虚しいと思うけれど。

ふたりで生きていたこと、

それすら幻だったなら、

祈る呼吸でさえ

水のように変わってしまうのに。

再び生まれ変わり、

前世を思い出す夜に出逢えたら、

さよならなんてしないような

月の中で待っていよう。

  • 作詞者

    猫背

  • 作曲者

    猫背

  • プロデューサー

    猫背

  • レコーディングエンジニア

    猫背

  • ミキシングエンジニア

    猫背

  • マスタリングエンジニア

    猫背

  • ギター

    猫背

  • ベースギター

    猫背

  • ドラム

    猫背

  • キーボード

    猫背

  • シンセサイザー

    猫背

  • ボーカル

    鏡音リン

  • ピアノ

    猫背

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