

暗いまぶたの内で燃える否定と肯定の渦
薪を焚べて見えた扉の先へ
移ろう空と心
確かなものなど無い
諦めの中 伸ばす両手は
藁すらも掴めぬ
その目に映るのは
モノクロの非常階段
昇れども昇れども同じ景色
張り詰めた糸にまた刃を立てて
何度も繰り返す日々に
別れを告げて眠る
次目覚めた時は何かが変わるかな
あぁ幾度も問い重ねど解は行方知れず
君は得たの?己の行くべき道を
人は云う"箱舟を作れ"と飽きるほど
"まだ見えぬ明日はきっと雨が降る"
流されるようにただ朝を迎えて
儚い夢幻に残る体温 今日も
重ねて崩れる期待と失望の螺旋を超え
ただ生きてゆく その日々がいつかは
花咲く季節へと続くよう願う
暗いまぶたに灯る光に導かれて――。
- 作詞者
YAMARYOOO
- 作曲者
YAMARYOOO
- プロデューサー
YAMARYOOO
- レコーディングエンジニア
YAMARYOOO
- ミキシングエンジニア
YAMARYOOO
- マスタリングエンジニア
YAMARYOOO
- グラフィックデザイン
YAMARYOOO
- ギター
YAMARYOOO
- ボーカル
YAMARYOOO
- バックグラウンドボーカル
YAMARYOOO
- ソングライター
YAMARYOOO
- プログラミング
YAMARYOOO

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YAMARYOOO
- 2
残響
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名残
YAMARYOOO
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YAMARYOOO
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YAMARYOOO
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YAMARYOOO
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YAMARYOOO
- 9
砂の街
YAMARYOOO
- 10
詩人は君と
YAMARYOOO
- 11
曖昧な焦燥
YAMARYOOO
- 12
雨と黒犬
YAMARYOOO
- 13
がらんどう
YAMARYOOO
- 14
積もる
YAMARYOOO
- 15
ある日の寂寥
YAMARYOOO
- 16
月光
YAMARYOOO
これから紡いでゆく人生の黎明期にあたる今現在。その様をさらけ出し、内省的なリリックとサウンドで楔を打つ。ある意味これは純粋な「私小説」ともいえる。大衆に開かれた世界とは真逆の方向性で、極々個人的な心情を描いた掃きだめのような楽曲である。しかしながら、そもそも大衆とは自分以外の個人の集まりであり、その個々人にフォーカスしたとき、一個人が発した感情は普遍性を帯びた感覚であるともいえるだろう。つまるところ、個人的な情念は見方によっては共感を十分に孕んでいる。これのアルバムは現代を生きる日本人が放つ「シンクレティズムロック」である。
アーティスト情報
YAMARYOOO
様々なジャンルを吸収し、新たに見えた感情風景(Emoscape)を描く。情報が氾濫する現代において、日本人の得意とする「折衷」を体現したシンクレティズムロック。
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