

遠くサイレンが鳴る夕暮れ
本日の幕引きも
何も無いまま
白けた月が居た
こないだの諍いも
気付けば単なる過去の染み
湧き立つ声も 泣き叫ぶ声も
どこか遠い国のこと
手が届く距離に
心躍るシーンが見当たらない
目が届く範囲が全てと言う幼さに
ナイフを立て 切り裂くことが出来たならば
日々は巡る ただ無情に
日々は巡る 今日も
水溜りが映す ネオン文字
右が左で 左が右のような
ふざけた世界でも良い
言い争う男女の
そばを抜け家路を急ぐ
張り上げる声が少し心地よい
白けた月は雲を纏う
変わりなく本日も
閉じた輪の中で踊る日々
抜け出す術を知らず
明日も同じなのか
手が届く距離に
心躍るシーンが見当たらない
目が届く範囲が 全てと言う幼さに
ナイフを立て 切り裂くことが出来たならば
扉の先へ続く
燃え盛る道を行け
- 作詞者
YAMARYOOO
- 作曲者
YAMARYOOO
- プロデューサー
YAMARYOOO
- レコーディングエンジニア
YAMARYOOO
- ミキシングエンジニア
YAMARYOOO
- マスタリングエンジニア
YAMARYOOO
- グラフィックデザイン
YAMARYOOO
- ギター
YAMARYOOO
- ボーカル
YAMARYOOO
- バックグラウンドボーカル
YAMARYOOO
- ソングライター
YAMARYOOO
- プログラミング
YAMARYOOO

YAMARYOOO の“循環”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
拡散
YAMARYOOO
- 2
残響
YAMARYOOO
- ⚫︎
循環
YAMARYOOO
- 4
名残
YAMARYOOO
- 5
断罪
YAMARYOOO
- 6
空洞
YAMARYOOO
- 7
慟哭
YAMARYOOO
- 8
幕間
YAMARYOOO
- 9
砂の街
YAMARYOOO
- 10
詩人は君と
YAMARYOOO
- 11
曖昧な焦燥
YAMARYOOO
- 12
雨と黒犬
YAMARYOOO
- 13
がらんどう
YAMARYOOO
- 14
積もる
YAMARYOOO
- 15
ある日の寂寥
YAMARYOOO
- 16
月光
YAMARYOOO
これから紡いでゆく人生の黎明期にあたる今現在。その様をさらけ出し、内省的なリリックとサウンドで楔を打つ。ある意味これは純粋な「私小説」ともいえる。大衆に開かれた世界とは真逆の方向性で、極々個人的な心情を描いた掃きだめのような楽曲である。しかしながら、そもそも大衆とは自分以外の個人の集まりであり、その個々人にフォーカスしたとき、一個人が発した感情は普遍性を帯びた感覚であるともいえるだろう。つまるところ、個人的な情念は見方によっては共感を十分に孕んでいる。これのアルバムは現代を生きる日本人が放つ「シンクレティズムロック」である。
アーティスト情報
YAMARYOOO
様々なジャンルを吸収し、新たに見えた感情風景(Emoscape)を描く。情報が氾濫する現代において、日本人の得意とする「折衷」を体現したシンクレティズムロック。