黎明のジャケット写真

歌詞

名残

YAMARYOOO

華やかな景色はまだ

この心に残ったまま夢を見せる

いずれは消える泡沫でも今だけは辿って

靴底に付いたガムのように

未だに居着く 鮮やかな記憶

幾度も月を数えても 容易くは褪せない景色

気がつけば空

雲が晴れてゆく

雨の予報は今外れ陽が差すが

この心は未だ雨に濡れ

絶えぬ日々に欠伸をひとつ

いつの日か夢 覚めても

相変わらず続く声に救われてる

重ねた言葉の数だけ生きる意味探して

ストップ。音を止めて瞼を閉じ

鼓動を聴け したらば

眼を見開いて光に向かい

地に足が着いた感覚を研ぎ澄ませ

されども

上手くいかぬ常に苛立っては

あの日から続く今日までの

意味を信じ傷を舐める

そんな日もあるさ

無情なれど

日々は重なり星が巡ってく

あぁ夢、覚めても

相変わらず続く声に救われてる

重ねた言葉の数だけ

生きる意味探して

音羽に沈む夕陽のなか

黄昏に今誓う

この身が朽ち果てたとしても

夢の続きを紡いでく

暗く沈む今日も

雨の明日も 晴れの明後日も

暗く沈む今日も

雨の明日も 晴れの明後日も

世界はなお続く

  • 作詞者

    YAMARYOOO

  • 作曲者

    YAMARYOOO

  • プロデューサー

    YAMARYOOO

  • レコーディングエンジニア

    YAMARYOOO

  • ミキシングエンジニア

    YAMARYOOO

  • マスタリングエンジニア

    YAMARYOOO

  • グラフィックデザイン

    YAMARYOOO

  • ギター

    YAMARYOOO

  • ボーカル

    YAMARYOOO

  • バックグラウンドボーカル

    YAMARYOOO

  • ソングライター

    YAMARYOOO

  • プログラミング

    YAMARYOOO

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これから紡いでゆく人生の黎明期にあたる今現在。その様をさらけ出し、内省的なリリックとサウンドで楔を打つ。ある意味これは純粋な「私小説」ともいえる。大衆に開かれた世界とは真逆の方向性で、極々個人的な心情を描いた掃きだめのような楽曲である。しかしながら、そもそも大衆とは自分以外の個人の集まりであり、その個々人にフォーカスしたとき、一個人が発した感情は普遍性を帯びた感覚であるともいえるだろう。つまるところ、個人的な情念は見方によっては共感を十分に孕んでいる。これのアルバムは現代を生きる日本人が放つ「シンクレティズムロック」である。

アーティスト情報

  • YAMARYOOO

    様々なジャンルを吸収し、新たに見えた感情風景(Emoscape)を描く。情報が氾濫する現代において、日本人の得意とする「折衷」を体現したシンクレティズムロック。

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