

あくまでしがない詩人のように
日々の重ねをしたためるように
つらりつらりと体を成す
見栄や虚栄で飾る事なく
のらりくらりと底なしの世で
斜交いに見る景色に何を思う
くらくら眩暈がする
ふわふわおぼつない
極彩色に脳を焼かれてまで
君はこの街であるがまま舞う
冷めた目線ですら熱に変え
きらきら私には身に余る
きらきら私は
少しの毒は薬に変わる
されど幾許か見当もなく
恐れのまま飲み干せば
嘔吐がようこそ
寂れた言葉 その空白に
味わい深い美徳がひとつ
吸殻はまだ微かに狼煙をあげている
ふらふら視界のなか
つらつら恨み辛みを
吐く間もなく君は笑顔で
身の丈に合わぬ一日だとしても
溜め息は白く月へ舞う
きらきらネオンがちらちらちらつく
実をいえばこんな日々でも
悪くないような気がする気もする
そんな気がする
くらくら眩暈がする
ふわふわおぼつない
極彩色に脳を焼かれてまで
君はこの街であるがまま舞う
冷めた目線ですら熱に変え
ふらふら視界のなか
つらつら恨み辛みを
吐く間もなく君は笑顔で
身の丈に合わぬ一日だとしても
溜め息は白く月へと舞う
つらつら今日もまた
つらつらしたためる
- 作詞者
YAMARYOOO
- 作曲者
YAMARYOOO
- プロデューサー
YAMARYOOO
- レコーディングエンジニア
YAMARYOOO
- ミキシングエンジニア
YAMARYOOO
- マスタリングエンジニア
YAMARYOOO
- グラフィックデザイン
YAMARYOOO
- ギター
YAMARYOOO
- ボーカル
YAMARYOOO
- バックグラウンドボーカル
YAMARYOOO
- ソングライター
YAMARYOOO
- プログラミング
YAMARYOOO

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
拡散
YAMARYOOO
- 2
残響
YAMARYOOO
- 3
循環
YAMARYOOO
- 4
名残
YAMARYOOO
- 5
断罪
YAMARYOOO
- 6
空洞
YAMARYOOO
- 7
慟哭
YAMARYOOO
- 8
幕間
YAMARYOOO
- 9
砂の街
YAMARYOOO
- ⚫︎
詩人は君と
YAMARYOOO
- 11
曖昧な焦燥
YAMARYOOO
- 12
雨と黒犬
YAMARYOOO
- 13
がらんどう
YAMARYOOO
- 14
積もる
YAMARYOOO
- 15
ある日の寂寥
YAMARYOOO
- 16
月光
YAMARYOOO
これから紡いでゆく人生の黎明期にあたる今現在。その様をさらけ出し、内省的なリリックとサウンドで楔を打つ。ある意味これは純粋な「私小説」ともいえる。大衆に開かれた世界とは真逆の方向性で、極々個人的な心情を描いた掃きだめのような楽曲である。しかしながら、そもそも大衆とは自分以外の個人の集まりであり、その個々人にフォーカスしたとき、一個人が発した感情は普遍性を帯びた感覚であるともいえるだろう。つまるところ、個人的な情念は見方によっては共感を十分に孕んでいる。これのアルバムは現代を生きる日本人が放つ「シンクレティズムロック」である。
アーティスト情報
YAMARYOOO
様々なジャンルを吸収し、新たに見えた感情風景(Emoscape)を描く。情報が氾濫する現代において、日本人の得意とする「折衷」を体現したシンクレティズムロック。
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