黎明のジャケット写真

歌詞

雨と黒犬

YAMARYOOO

どうしようもない事が鎖のよう――。

監獄に囚われた罪人のよう――。

雨が降り続く

窓の外には雨粒を捉えた蜘蛛の巣

午後には止む、と天気予報士が軽快に告げている

されども私の胸は重く

音もなく強く雨が心の温度を奪うように打ち付ける

どうしようもない事が鎖のよう手足に繋がり

監獄に囚われた罪人のように

喜びは柵の向こう

土砂降りの果てには 月は見えるのかい

救いのない現世に彷徨うずぶ濡れの

ブラックドッグ

雨は降り続く

期待外れの繰り返しさ毎日は

身を守る傘はいつの日から

穴が空いたんだろう

もし叶うのなら幼子の日々に

時を戻し

無邪気な頃に託された未来を

選び直せたら

どうしようもない事が鎖のよう手足に繋がり

監獄に囚われた罪人のように

喜びは柵の向こう

土砂降りの果てには 月は見えるのかい

救いのない現世に彷徨うこの私

ブラックドッグ

  • 作詞者

    YAMARYOOO

  • 作曲者

    YAMARYOOO

  • プロデューサー

    YAMARYOOO

  • レコーディングエンジニア

    YAMARYOOO

  • ミキシングエンジニア

    YAMARYOOO

  • マスタリングエンジニア

    YAMARYOOO

  • グラフィックデザイン

    YAMARYOOO

  • ギター

    YAMARYOOO

  • ボーカル

    YAMARYOOO

  • バックグラウンドボーカル

    YAMARYOOO

  • ソングライター

    YAMARYOOO

  • プログラミング

    YAMARYOOO

黎明のジャケット写真

YAMARYOOO の“雨と黒犬”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

これから紡いでゆく人生の黎明期にあたる今現在。その様をさらけ出し、内省的なリリックとサウンドで楔を打つ。ある意味これは純粋な「私小説」ともいえる。大衆に開かれた世界とは真逆の方向性で、極々個人的な心情を描いた掃きだめのような楽曲である。しかしながら、そもそも大衆とは自分以外の個人の集まりであり、その個々人にフォーカスしたとき、一個人が発した感情は普遍性を帯びた感覚であるともいえるだろう。つまるところ、個人的な情念は見方によっては共感を十分に孕んでいる。これのアルバムは現代を生きる日本人が放つ「シンクレティズムロック」である。

アーティスト情報

  • YAMARYOOO

    様々なジャンルを吸収し、新たに見えた感情風景(Emoscape)を描く。情報が氾濫する現代において、日本人の得意とする「折衷」を体現したシンクレティズムロック。

    アーティストページへ

"