夕陽に伸びてく長い影一つ
俯いて歩いた帰り道
いいことなんて何もなかったな あの頃
早くこの町を出たかった
裏木戸の明かりが もうすぐ見える頃
見上げればそこには
涙に滲む茜空と
カレーライスの匂いがしたよ
お帰りとやさしい声が
傷ついた心を癒してくれたよ
この町を離れてからも
その声に何度も救われてきたんだ
あれからいくつも時は過ぎ
ありふれた幸せに背を向けた
自分の弱さに気づけずに
生まれた町のせいにした
産んだのはあなたの 勝手だろだなんて
吐き出した言葉に
驚いたのは僕の方だよ
僕を苦しめたのは僕自身さ
黄昏に染まる街並み
ふと足を止めて見上げた空には
過ぎてきた時の重さと
愛に満ちた日々が浮かんでは消えるだけ
今でもうつむき歩く癖は直らないけど
お帰りといつもの声が
傷ついた心を癒してくれたよ
この町を離れてからも
その声に何度も救われてきたよ
この町を離れるときの
ホームにたたずむあなたの姿が
今もまだ焼きついている
さくらが舞散る 遠い記憶の中
さくらが舞散る 遠い記憶の中
- 作詞
VJkin
- 作曲
VJkin
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帰り道
VJkin
2021年リリースのアルバム「柳の杜」に収録。
アルバムはライブ会場等にて手売りでのみ販売。
アーティスト情報
VJkin
ライブでは主にアコースティックギターで弾き語りをしています。 作詞、作曲、アレンジ、レコーディング、マスタリングまで全て自分でやっています。
VJkin Music Entertainment Factory