Lyric

懐かしさに包まれて

小さかった頃の僕は

走馬灯だけ残して

風になって行く

穏やかに吹かれ煙が目に染みる

摘まれた芽はもう花を咲かせない

知りたくない事を知り

見たくもない現実を見せられ

無償に全て受け入れる夜が明けずに続く

訳はなく日は登っていく

佇む心を待ちやしない

朝日に睨まれて

日和りながらも巡り巡るその影を

背負い行く

懐かしさに包まれて

小さかった頃の僕は

走馬灯だけ残して

風になって行く

照り返す光　消し去りたい事

大切な事や物だけは

時が流れて薄れてく

忘れたくない胸に手を当てる

強く握り締めた

それでも溢れ　頬を伝りこぼれてく

霞み鮮やか痛むメロディー

貫かれた　無くさぬように

息を吹き返す褪せたメモリー

懐かしさに包まれて

小さかった頃の僕は

走馬灯だけ残して

風になっていく

懐かしさに包まれて

小さかった頃の僕は

走馬灯だけ残して