二番目の朝のジャケット写真

歌詞

二番目の朝

ぶぅちゃん

午前二時のカーテン越し

滲むテールランプ 雨の色

脱ぎ捨てられた白いシャツに

知らない誰かの匂いがする

「また明日ね」と笑う声

信じる芝居が上手くなる

指先だけで愛をなぞり

名前のない夜へ沈んだ

一番大事だなんて

その場しのぎの優しさね

朝日が街を照らすたび

私は“二番目”に戻る

帰らないで 帰らないで

言えないまま抱きしめた

愛してるほど 苦しくなる

夜明けが胸を裂いてゆく

窓に映る 私ひとり

噛み締めた唇が痛い

あなたのいない朝焼けに

また哀しみだけが咲いた

帰らないで…

その一言だけ飲み込んだ

午前六時のドアの音

優しい嘘が遠ざかる

寝たふりしてた睫毛から

遅れて涙が落ちてゆく

冷めた珈琲 乱れたシーツ

幸せだった証拠ほど

片づけるたび胸に刺さる

笑えるほど器用じゃない

あなたが帰る場所には

きっと小さな灯りがある

私は湯気の向こう側

残り香だけを抱いている

泣かないで 泣かないで

言い聞かせても崩れてく

浴槽の中 子どもみたいに

声を殺して泣きじゃくる

冷えた心 熱いシャワー

少しずつ溶かしても

あなたの温度だけ消えず

また私を苦しめる

悪い恋だと知っていた

誰かを傷つけてることも

それでも腕の中にだけ

“本当の私”がいたの

「いつか」なんて来ないくせに

待つことばかり上手くなる

朝に捨てられる恋だって

夜は確かに愛だった

帰らないで 帰らないで

最後くらい言えばよかった

愛してるほど 離れてゆく

あなたの影が消せなくて

鏡の曇る風呂場には

泣いた顔だけ映らない

冷えた孤独 シャワーで流し

また夜を待ってしまう

あなたが一番欲しいのに

私は一番になれない

朝焼けだけが知っている

報われない涙

帰らないで

帰らないで

朝になれば

また ひとり

  • 作詞者

    ぶぅちゃん

  • 作曲者

    ぶぅちゃん

  • プロデューサー

    ぶぅちゃん

  • シンセサイザー

    ぶぅちゃん

二番目の朝のジャケット写真

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    二番目の朝

    ぶぅちゃん

「二番目の朝」は、夜の終わりとともに訪れる孤独、愛されているはずなのに“一番”にはなれない痛み、そして朝焼けの中に残る未練を描いた、都会的で切ないラブバラードです。

誰かの帰る場所が別にあるとわかっていながら、それでもその温もりを手放せない。
引き止めたいのに言葉にできず、朝になればまたひとり残されてしまう。
そんな報われない恋の余韻を、静かな情景描写と繊細な感情の揺れで丁寧に表現しています。

サウンドは、昭和歌謡のようなどこか懐かしく切ないメロディに、シティポップらしい都会的で洗練された雰囲気を重ねた仕上がりです。
濡れたように響くエレクトリックピアノ、控えめに寄り添うミュートギター、温かみのあるベースライン、柔らかなブラシドラム、哀愁を帯びたストリングスが重なり、雨に滲む東京の夜明けを思わせるムードを作り出しています。

感情を抑えたヴァースでは、ひとりの部屋に残された静けさや、言えなかった言葉の重みを繊細に描写。
そこからサビへ向かうにつれて、胸の奥に閉じ込めていた想いが少しずつ溢れ出し、ドラマチックなメロディとともに切なさが一気に広がっていきます。

夜は確かに愛だった。
けれど朝には、孤独だけが残っている。

「二番目の朝」は、大人の恋に潜む甘さ、痛み、諦めきれない想いを、上品なメロディと都会的なサウンドで包み込んだ一曲です。
昭和歌謡の情緒、シティポップの洗練、そして現代J-POPの繊細な感情表現が交差する、雨上がりの朝に深く響くエレガントな失恋歌です。

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