歌詞

正直者のせいべいさん

声をかけられたら　いちもくさん

呼び止めた人　貧乏なご浪人

娘さんと二人暮らし

「この仏像を200文で買ってくれまいか」

クズを売り買い　商売さ

そういう骨董品は　買わん

「麻布の茗荷谷でクズ屋を営んでいる

せいべいさん。

千代田ボクサイという、今は娘と浪々の暮らしを

している侍から200文で仏像を買うことになった。

正直者のせいべいさん、売れたら半分を

届けると誓うのであった！」

商売続ける　せいべいさん

声をかけてきたのは　さくざえもん

いい仏像だ　購入だ　300文

すすけてるから磨いていたら

「台座が破けて中から50両が出てきた！」

これを手放した人は　この事を知らん

返してあげよう　小判

「細川の若い家来、高木さくざえもんは、

クズ屋のせいべいさんから仏像を買ったのだった。

しかし仏像を洗うと、中から50両が出てきた。

この50両を返すためにせいべいさんはまた、

千代田ボクサイの元へと向かうのであった！」

小判を返しに　せいべいさん

売ったものだから　それはいらん

「先祖が何かの時のためにと

仏像に隠したに違いない。

それを売ってしまったわしに

受け取る資格はない。」

解決策として　小判は半々

そして高木さんに渡して欲しい

茶碗

さくざえもんが　受け取った茶碗

実はお殿様も驚く　井戸の茶碗

300両を受け取った　さくざえもん

また半分を千代田ボクサイに

「受け取れぬ…が、このままではラチがあかない…」

支度金として　娘さんを嫁さんに

磨けば美しい娘さん

いや磨くのはよそう

また出てしまう　小判！！