歌詞

久しぶりに外へ出て

散歩がてらコンビニまで

毎日画面とにらめっこの目に

太陽はちょっとまぶしいなぁ

下を向いて手を突っ込んで

マスクの下　唇噛み締めて

差し掛かった電柱の下

誰かに頭をひっぱたかれた

声高らかにカラスが笑う

はずかしさの欠片もなく

「上を見ないお前が悪いんだぞ」

とでも言いたげにこちらを見て笑う

現在地は中間地点

ここまできたなら行ってやる

フードを目深にかぶってみれば

太陽はもう敵ではない

前を向いて腕を組んで

マスクの残り数思い出す

コンビニ着いて向かった棚

いつの間にか張り紙は消えていた

鳴りを潜めた誰かが笑う

「はずかしさの欠片もなく、

踊らされるお前らが悪いんだぞ」

汚い金と下卑た顔で笑う

布一枚じゃ防げない刃

消毒液じゃ癒やせない傷

認めない　看取れないこんな世界で

生きていかなくちゃならない理由はなんだ

フェイクに踊らされながらも必死に

子どもの頃の自分に見せられたもんじゃない姿を

晒しながらも生きる意思を捨てられない

ただそれだけ

あぁ　カラスよ　ほぅら笑えよ

はずかしさの欠片もなく

死にものぐるいで生きる僕らは

お前の糞が当たっても止まりはしない

鳴りを潜めたそこのお前

今に見てろよ　今に見てろよ

だらしなく曲がったその性根に

いつか必ず叩きつけてやる

いつか必ず叩きつけてやる