Lyric

思い出せないあの頃の夢は　下から数えて何番目？

胸に根を下す永久の傷も　笑い話にできないまんま

届かない手紙のような人生であることを　認めたくなくて

偉才の遊戯とか　社不の果てとか

クソミソに貶す　理論信者

最適解に酔いしれた　二番煎じに手を叩く

そんな退屈な世界に　もう用はないだろう

結末のない物語でも　誰かを欺くことは簡単で

曖昧に並べた旋律じゃ　自分を欺くことは困難で

風に舞う時雨のような人間であることを　認めたくなくて

浮世の真宵とか　不破の行方とか

哀れみ僻み　昨日死んだ

時に飲み込まれ埃被った　崇拝心で目を覚ます

こんないたいけな世界を　もう赦しておくれよ

音楽なんか音がない世界に消えてしまえばいい

いつかあなたがくれた夢も生きる意味も　温もりも

音楽なんか声のない世界に消えてしまえばいい

なんてことを　心でほざいている

孤独が映し出す記憶の影は色づき　いつの日も鮮明で

あり方を知らない夏の彗星は　忘れられながら落ちてった

月を数える夜のような人生であることを　信じたくなくて

未曾有の問いかけに耳を塞いで　まだ見ぬ夜明けを祈る深夜

存在意義すら色褪せた　模範解答に爪を噛む

こんなくたびれた世界を　どうしようというんだろう

音楽なんか影のない世界に消えてしまえばいい

いつかあなたがくれた老いも道導も　輝きも

音楽なんか色のない世界に消えてしまえばいい

なんてことを心が叫んでる

この世に２つと必要のないものばかりと銃声が

頭を抱えて悩んで探しても　答えも問いもない

絶望の淵を這い上がった先で生まれた旭光が

暗い暗い　未来を照らしてる

音楽なんか歌がない世界に消えてしまえばいい

いつかあなたがくれた言葉も煌めきも　幸せも

音楽なんか味のない世界に消えてしまえばいい

なんてことを　考えてるんだろう

音楽なんか音がない世界に消えてしまえばいい

いつかあなたがくれた誇りも喜びも　優しさも

音楽なんか何もない世界に消えてしまえばいい

なんて嘘だよ　やっぱ愛してる