歌詞

もしもあの日

雨が降ってなかったら

僕らは出会わなかったのだろう

もしも雨が降らなかったら

水色の傘　無くしてなかったら

僕らはただ行き交ってた

多くの人と同じだった

誰とどこで何を　迷い選び揺らぎ

その全てがここに繋がる

会えて良かった

雨は降る

惹かれ合うにはきっと十分な時間

空の雨粒　地上に着くまで案外長いんだ

抱えてる本は僕が繰り返し読むものと同じだった

だから不意に雨ですね…なんて言ったのかな

もしもバスが遅れていなければ

僕らは次の約束をしない

きっかけなど些細なもの

濡れた靴が重い　気持ちだけがはやる

水たまりを飛び越えて行こう

すぐに会いたい

雨は降る　気持ち伝えるには十分な時間

落ちる雨粒　手ぶらの僕にさしかけられる

反対だね　何度も無くす人と増える人

そんな違いがまた良くてさ

にやけてしまう　気づいてるかな

晴天の日も　どんよりした日も

雪が舞う日も　風の強い日も

ずっとずっと一緒にいよう

雨は降る　巡り重ね君が今ここにいる

包む雨粒　僕らの間　君が来た日も

最初の傘　嬉しくて何度も外に出る

開いて…と君　まだ一人で開けないんだね

雨まだかな…大きな傘とおそろいの長靴

空を見上げて雨を待ってる

出会いの雨を僕は思い出している