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歌詞

遠い船

the sankhwa

夢の中で見た

君の船が宙に浮く蜃気楼

想い出は私の中から

溢れ出して溢れる

この雨があがれば

遅い夏が

ゆっくりと顔を出す

この永遠を切り取るみたいに

遠いサイレンが聴こえる

鼓動に合わせてゆっくりと

口ずさむ歌声と

君の横顔の輪郭が雲の影に隠れて

ずっと見とれていた

ねえ、私はここで今まで

目を瞑っていただけ

遠い蝉の声

幻の夏の国で

交わした言葉を忘れて

あの時なんて言ったんだっけ

蜃気楼が揺れて

汽笛が聴こえる

ねえ、君はずっと自分から望んで

今に帰るのを忘れて

遠い蝉の声

幻の夏の国にいて

そこで雨が上がるのを待っていて

低く唸る汽笛だけ ララ

ずっと聴いている

ねえ、私はここで今まで

目を瞑っていただけ

薄い発泡酒の炭酸の底

溶けていった

言葉に気付いていないだけ

あの時なんて言っていたかって?

君に問いかけていたんだよ

夏がもうすぐやってきて

君を拐っていくだろう

どうしても言いたかった

話がまだ少しだけあるんだ

あの町に浮かんでいた

あの時に浮かんでいた

あの町に浮かんでいた

あの町に浮かんでいた

  • 作詞

    玉田和平

  • 作曲

    玉田和平

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seasons について
the sankhwaは四季をテーマにした2ndアルバム「seasons」(全11曲)をリリースしました。2018年からの3年間に渡る「study」と名付けたフィールドワークと並行して、このアルバムは制作されました。
私たちは四季ごとにさまざまな土地に赴き、食材を調理し食べ、演奏を行うことによって、テーマにした「四季」というものがどのようなものなのかを知ろうとしました。その中で生まれた楽曲たちが、このアルバムに詰まっています。

過去プレイリストイン

遠い船

Spotify • New Music Everyday - tuneTracks (curated by TuneCore Japan) • 2022年2月5日

アーティスト情報

  • the sankhwa

    the sankhwa (サンカ) 2016年結成。明治以前に日本に存在した服わぬ民「山窩」を語源とする。繊細に綴られた日本語詞と、さまざまな楽器による心地良い響きのアンサンブルを探求するロックバンド。自ら足を運び、体験することを大切にしている。2019年に1stアルバム「In a Coma」をリリース。2022年に2ndアルバム「seasons」をリリース。

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