

ろくがつのあさ きいろい傘はにがて
とうめいのまくごしに そらがにじむ
しゅうがくりょこうのひかりが まだむねにのこって
にちじょうが そっとかえってくる
ゆれるはっぱの先で あめがおとをたてる
あのよるのまどのひかりに にてるきがして
きおくのなかの あのときのそらを
なんどもそっと なでていた
ふつうのことばが きょうはちかい
こえのおんどが あめにとける
いいたいことは たくさんあるのに
ふたりのあいだで きえていく
とうめいなかさのなかで
あなたのこえだけ あたたかくて
ことばよりもさきに むねがわかってしまう
うれしいって おおきくいえないまま
かさのはしが そっとふれて
きょうがすこし いろをかえた
としょしつのまどに あめのすじがながれる
かわいたかみのにおい ひんやりしたくうき
「なんか あのときのそらににてるな」
あなたのつぶやきが むねをあたためた
「しゃしん せいりしたら おくるよ」
そのひとことで おくがゆっくりねつをもつ
"また"ということばが こんなにも
やさしくひびくなんて しらなかった
かえりみち ならんであるく
かさのはしが かすかにふれる
それだけのことが せかいのすべてに
なってしまうのが こわくてきれいで
とうめいなかさのなかで
ふたつのこきゅうが まざりあって
いつもの帰り道が きょうだけちがってみえる
「また、あしたも」なんていえないまま
かさのうちがわ あたためながら
きょうを ずっとおぼえていたい
えきのてまえで あなたがとまる
「また あめのひには としょしつで」
そのことばが やくそくよりやわらかくて
おまつりのあかりより あかるかった
ふみきりのむこうへ きえるうしろすがた
あめあがりの にじがみじかくかかって
むねのおくに ちいさなあかりがともった
とうめいなかさのなかで
あなたのこえが まだのこってる
うれしいを おおきくいえる ひがくるかもしれない
"また、つづいていく"って むねがいった
かさのさきから しずくがおちて
あしたのひかりに かわっていく
このきせつのなかで ふたりはすこしずつ
ちかづいていく
- 作詞者
わかみ とあ
- 作曲者
わかみ とあ
- プロデューサー
わかみ とあ
- プログラミング
わかみ とあ

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透明な傘の中で
わかみ とあ
アーティスト情報
わかみ とあ
wakamitoa(わかみとあ) wakamitoaは、小説家・音楽家・著者として活動するクリエイター。 作品全体には「5つの光と1つの一等星」というモチーフを込め、家族や大切な存在を象徴として表現している。その光は小説のストーリーや音楽の旋律として姿を変え、読者やリスナーに寄り添う存在となる。 音楽活動では、ピアノを中心としたアンビエント・ヒーリング作品を制作。静かな夜や祈りの時間、勉強や作業の集中時に心を整える音楽を目指している。 シリーズ第一作「Under the Starry Sky」をはじめ、「Light of Hope」「Five Lights of Peace」など、星や光をテーマにした楽曲を発表。1曲10分前後の構成で、ゆったりとした時間を演出する。 また、自身が執筆するライトノベル「放課後恋スケッチ」シリーズとも連動した楽曲を制作しており、物語世界を音楽としても楽しめるのが特徴。小説と音楽を両輪で展開し、“読んで、聴いて、浸れる”体験を届けている。 執筆活動では青春小説だけでなく、AIや副業に関する実用書も出版。新しい技術と創作の関わり方を提案し、ビジネスパーソンやクリエイターに向けた発信も行っている。 Kindle出版を通じて国内外に広がる活動は、癒しと学びの両面を併せ持つ。 音楽・小説・書籍という異なる表現を組み合わせ、wakamitoaは「人の心に光をともすこと」をテーマに活動を続けている。 その根底には、“身近な存在を大切にしながら、それぞれが自分の光を持って生きていけるように”という願いが込められている。
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