歌詞

四億年前には人はまだいなくて

地図で見たあの場所は

海だったらしい

不思議な鰭と目 泳ぐ怪獣に

僕は驚き、夜が明ける。

今、船を出して

この目で見てみたい

僕らの始まりの海の奥まで

海原に叫べ

怪獣のいるトコへ

光る星を見て船を進める

起き抜けの午後には頭が痛くなって

半目になりながら

電車に揺れる

炭酸ジュースと めくる小説に

景色は流れ、目をつぶる。

風の中僕は

自分色の帆を張って

行きたい場所へゆく どこまでも自由

くちずさむ唄は

リズムも調もなく

気ままに流れゆく 汐風みたいだ

深い底には怪獣がいて

僕を頭に乗せて遠くへ

目を開けたらそりゃ

過去は見えなくて

想像の怪獣もいるわけないけど

僕に聞こえる

声してくところ

海から聞こえる 夏に叫べと

僕が見てる今は

理想とは違うけど

よく見りゃ 美しい 十分なのかも

大嫌いだったこの世界には怪獣も

何もいないけどさ

悪くないな