加工させし、ユリー=ロッセのジャケット写真

歌詞

里親の心象 (feat. 仮名)

故やす子

ひっくり返した衣装ケースから出てきた小さな手袋は、赤色

ある寒い日、精一杯こちらへと伸ばされた紅葉を両の掌で包み込んだ

趣味のクロスワードはいつも最後まで解ききれない

そうして雑誌は溜まっていき、薄汚れた絵本と仲良く本棚で並んでいる

雑誌はそのうち捨てるだろうけど、きっと、絵本は一生捨てられない

カレーのルーにはこだわりがある

蜂蜜入りの少し甘いもの

実はあなたに言ってなかったことがある

本当は、私カレーが嫌いなの

それでも頻繁に作っていたのは、お腹を丸くしておかわりする姿が見たかったから

あなたの声に合わせて一緒に歌うと、つられて私も下手になった

元の音階は思い出せないけど、あなたの歌は昨日聞いたみたいにいつでも思い出せる

出口が見えない夜の中でも、あなたの調子っぱずれな歌声が私を朝へと導いた

産毛みたいな前髪、丸くて小さな爪、高い体温、真っ直ぐなまつ毛、笑うと右側にだけできるえくぼ

どんな些細なことでも覚えている私を、あなたはきっと笑うでしょう

そうよ、あなたは笑っててね

私が泣いても、笑っててね

  • 作詞

    仮名

  • 作曲

    故やす子

加工させし、ユリー=ロッセのジャケット写真

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仮名さんとの合作です
頭の悪い曲と頭の悪くない曲を半々くらいの割合でちりばめました
(歌詞は頭悪くないです!頭良いです!!)
是非聴いてください~

アーティスト情報

故人Records

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