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本作は、バロック、演歌、そしてトラップが、かつてない密度で融合したネオ歌謡ドラマティック・トラップです。85 BPMの三連符のリズムに乗せて、チェンバロの優雅なアルペジオと、地を這うような重厚な808ベースが共存。そこに演歌の唸り(ビブラート)を纏った劇的な女性ヴォーカルが、「偽りの20年間」を捨て去る魂の叫びを刻みます。
最大の特徴は、時代を飛び越えたサウンド構成。Bマイナーの中に時折差し込むメジャーVIIの「不意の明るさ」が、絶望の中にある異様な気高さを演出します。中盤の荒々しい東京弁によるモノローグから、狂おしいメリス(装飾唱法)が炸裂するクライマックスへの展開は、まさに一本の悲劇映画。広大なストリングスと、モノラルで中央に鎮座する攻撃的なトラップ要素が、聴く者を「美しい苦悩」の淵へと誘う、破壊的で気品ある一作です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。