Lyric

刻まれたIDと機械躰

仕込まれた命と無に帰す術

心という錯覚の神話

過ぎ去った愚かさの産物

刺さるネオン排気ガス銃声の空

君の見てる世界を教えてほしい

名も知らぬまま抱きしめたものは跡形もなく

愛も輝きもいずれ全てが消え夢にすらなれず

忘れ方ばかり覚えてしまった滲んだ残像

君の他にはなにもいらなかったのに

何かを得て何かを失い

笑い方はもう覚えていない

形あるものは皆欠け落ち

誰も見ぬ場所へ沈んでく

空ろな景色に罅が走る

君は世界のバグのようだ

間違いの最中で息をして

綺麗に笑う

与えられた景色も砕け

迷うはずのない足が止まって

叫びたくても喉が塞がれ

握るはずの手がひどく冷たくて

笑顔はただの形になって

呼んだ名前が霧に消えて

世界だけが正常に回ってて

名も知らぬまま抱きしめたものは跡形もなく

愛も輝きもいずれ全てが消え夢にすらなれず

忘れ方ばかり覚えてしまった滲んだ残像

君の他にはなにも いらなかった

名も知らぬまま抱きしめたものは跡形もなく

生の価値とは愛の定義とは故障品が紡ぐ歌

胸の痛み方を知ってしまった名無き残響

君のいないこんな世界じゃ息ができないよ