

深く息して また戻る
昨日の声が 耳に残る
見えない何かが 背中を押す
音にならない 鼓動のまま
目を閉じたまま 歩く夜
足裏だけが 地図を知る
風がめくった 記憶の中に
名前をもたない 後悔ひとつ
光を捨てて 影を歩く
誰かのまねを やめたとき
正解だとか 言葉とか
全てを超えて 明日をゆく
決して届かず 積もる音
心の奥に 沈んでく
語れぬままに 朽ちる感情
名前がないから 美しいんだ
意味はなくても ここにいる
何もせずとも ここにある
昨日のぼくと 喧嘩して
明日のぼくと 仲直り
そんな日々こそ リアルでさ
泣き笑いして 息をする
指先ひとつ 震えるだけで
世界がすこし 変わる気がした
何も映さぬ 鏡の中で
本当の自分が 見えたんだ
とめどなく降る 静かなノイズ
拾うことでしか 癒えない傷
溶けるように 流れていく
形のない 自分のままで
声がなくても そこにある
見えてなくても そこにいる
たとえばここが 終点で
不思議と怖さ 感じない
音が鳴らない その余白に
ほんとの意味を 見出せた
決して届かず 積もる音
心の奥に 沈んでく
語れぬままに 朽ちる感情
名前がないから 美しいんだ
意味はなくても ここにいる
何もせずとも ここにある
- 作詞者
Yuma
- 作曲者
Yuma
- プロデューサー
Yuma
- ギター
Yuma
- ベースギター
Yuma
- ドラム
Yuma
- ボーカル
Yuma

Yuma の“ここにある”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
無音領域
Yuma
- 2
雨とボク
Yuma
- 3
Osaka Drip
Yuma
- 4
TOKYO JUNKIES
Yuma
- 5
Blue Bay Drive
Yuma
- ⚫︎
ここにある
Yuma
- 7
stray lamb
Yuma
- 8
Midnight Chill Town
Yuma
- 9
NARIKIN MODE
Yuma
眠らない街の、静かな断片。
海辺から、環状線、下町の駄菓子屋、ネオンが滲む交差点まで。
会話と沈黙、期待と諦め、感情と衝動が交差する──
誰かと過ごした深夜の都会が、それぞれのリリックへ姿を変える。
チルとヒップホップが交錯するこのアルバムは、喧騒の中にある“音にならない声”を掬いあげる。
アーティスト情報
Yuma
Yuma(ユーマ) 音楽アーティスト。 日常や心の機微を独自の視点で切り取り、音楽として表現する。 代表曲には「SとN」「夏恋歌」「想い、Cry。」などがある。 テーマは「言葉にならない想いを、音と物語で紡ぎ出すこと」。 言葉の響きとメロディの調和を大切にし、内面の複雑な感情や、人と人との間にある繊細な距離感を描くことを目指している。
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