歌詞

曲がり角　ひとつ越えて

また知らない道が続いてる

右か左か　決められなくて

風の音だけ　頼りにしてる

壁の向こう　誰かの声

届きそうで　届かない距離

足音だけが　響いてる

ぼくはまだ　ここにいる

この道で　合ってるのかな

誰かの足音　遠くなる

地図もない　空も曇って

それでも　ぼくは進んでる

迷路の中で　迷ってる

出口なんて　見えないけど

この道を　歩いてる

それだけで　少しだけ　前に進んでる

迷路の中で　歌ってる

小さな声で　自分の歌を

誰にも聞こえなくても

ぼくには　ちゃんと届いてる

行き止まり　何度も見た

でもそのたび　空を見上げた

高い壁に　手を伸ばして

少しだけ　光が見えた

壁の向こう　光が揺れて

届きそうで　届かないけど

迷うことが　ぼくの形

それなら　迷ってみよう

迷路の中で　泣いてる

出口なんて　見えないまま

それでもね　歩いてる

転びながら　それでも　前に進んでる

迷路の中で　歌ってる

震える声で　ぼくの歌を

誰にも届かなくても

心に　ちゃんと響いてる

同じ場所を　ぐるぐる回って

それでも　足は止まらない

「ここじゃない」って　思いながら

それでも　どこかに向かってる

何度も　同じ角を曲がって

何度も　同じ夢を見て

それでも　違う朝が来る

それだけで　生きてる気がする

迷路の中で　笑ってる

出口なんて　まだ遠いけど

この道が　ぼくのもの

迷った分　確かに　前に進んでる

迷路の中で　歌ってる

光の方へ　ぼくの歌を

誰かに届かなくても

いつかは　きっと届くだろう

迷路の中で　今日もまた

ぼくは　歩いてる