歌詞

ふと思い出した何時かの事

眠る街も色付き出す

またあの日々へと戻れるなら

きっとまた「 」そう想う

仕舞い込んでいた思いの丈に

素直になるのも難しい

この街にはどうも溶け合えず

あなたの元へと消えてしまえたら

もうあなたの顔も声も何も

全てが霞んでいくけど

あなたの温もりも変な癖も

今でも覚えてる

二人歩いた長い坂道

駆け上がり涙堪える

あなたはどんな表情(かお)でみつめる？

くだらない妄想だ

二人の影が残るこの道

無意識に遠ざけてしまい

止まっていた秒針進めるように

噛み締めて前に

進み出していく

もう横顔照らした茜空も

今は独り占めだけれど

あなたの声が耳掠めたような

「大丈夫きっと大丈夫」だと

悲しい結末のおとぎ話のような

世界にあなたが堕ちていっても

魔法も使えないけど

必ず伸ばした手を抱き寄せ

結末さえも変えてみせるから

もう名前を呼ぶ声も聞こえないけれど

あなたの声が恋しくて

閉じ込め隠した想いの丈を

声の限り叫んだ

もうあなたの顔も声も何も

全てが霞んでいくけど

あなたの温もりも優しい手も

今でも覚えてる