

銀杏が光をすくって
風が君の形を揺らした
人の声がまだ遠くで
僕の胸に温かい色があった
落ち葉が足元で止まり
風の音が細くなる
滲む光の中で
僕は君の跡を見ていた
風の足跡が消えて
落ち葉の形だけ残り
君の温もりはないのに
夜がなぜか温かい
いないはずの君の声が
胸の隅でまだ揺れる
静かな夜を避けるように
温度だけが僕を見ていた
街の音が少しずつ溶けて
黄色い絨毯に夜が沈む
手のひらで触れば消える
その儚い温度だけが僕を呼んだ
光も風もなくなって
記憶の影だけが立っている
触れたはずの温もりは
何も言わずにそこにいた
風の足跡が消えて
君の形さえほどけて
夜の底に残るものは
僕の胸の温度だけ
君がいないこの静けさで
何が本当かも分からず
ただ消えない温もりだけが
僕をまだ君に向かわせる
風のいない夜の中
君の温度がそっと座っている
- 作詞者
なると金時
- 作曲者
なると金時
- プロデューサー
なると金時
- プログラミング
なると金時

なると金時 の“凪の温度”を
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凪の温度
なると金時
夕方に吹いた風が落ちていき、夜の静けさの中で「風の足跡」だけが消えていく。そのあとに残ったのは、記憶の形と、誰かの温度だった。止まった風の中にだけ生まれる“凪の温度”を描いた静かな1曲。
アーティスト情報
なると金時
なると金時 青春パンクの衝動とLo-fiサウンドの静かな熱を融合。 “ふざけながら本気で生きる”をテーマに、日常の怒りや寂しさ、そして笑いを、ノイズと余白で描き出す。
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