エロスとタナトスのジャケット写真

歌詞

愛の宿

玖咲舞

「今日はもう眠ろう。」

「起こしちゃったかな、ごめんね。」

今夜も君の腕に、かえってきた。

夢のような時間が過ぎたあとは、

ひとりで、しずかに、そーっと、

窓を開けてみる。

こんな窓辺が無数にあること、

不思議に思うんだ。だって、

当たり前に愛し合っているのでしょう?

誰かを裏切って、

対価を支払って、

愛を育んで、また、

ひとりぼっちの夜が明ける。

「君のこと、ねえ、

なんて人に話したらいいのかな?」

「…」

(また寝たフリをしてはぐらかすんだね)

「…わからないよ。」

何かを諦めて、

自分に嘘吐いて、

愛を育んで、また、

ひとりぼっちの夜が明ける。

ねえこうやって恥ずかしいとこ、

見せ合って、擦り合っても、

「これは愛じゃない」なんて言うなら。

嗚呼。もう。何にも要らないや。

「今日はもう眠ろう。」

「起こしちゃったかな、ごめんね。」

今夜も君の腕に、かえってきた。

  • 作詞

    玖咲舞

  • 作曲

    玖咲舞

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