「今日はもう眠ろう。」
「起こしちゃったかな、ごめんね。」
今夜も君の腕に、かえってきた。
夢のような時間が過ぎたあとは、
ひとりで、しずかに、そーっと、
窓を開けてみる。
こんな窓辺が無数にあること、
不思議に思うんだ。だって、
当たり前に愛し合っているのでしょう?
誰かを裏切って、
対価を支払って、
愛を育んで、また、
ひとりぼっちの夜が明ける。
「君のこと、ねえ、
なんて人に話したらいいのかな?」
「…」
(また寝たフリをしてはぐらかすんだね)
「…わからないよ。」
何かを諦めて、
自分に嘘吐いて、
愛を育んで、また、
ひとりぼっちの夜が明ける。
ねえこうやって恥ずかしいとこ、
見せ合って、擦り合っても、
「これは愛じゃない」なんて言うなら。
嗚呼。もう。何にも要らないや。
「今日はもう眠ろう。」
「起こしちゃったかな、ごめんね。」
今夜も君の腕に、かえってきた。
- 作詞
玖咲舞
- 作曲
玖咲舞
玖咲舞 の“愛の宿”を
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