Lyric

手に届くと 消えてしまう程

あの日感じた 君の温もり

頬を撫でた 風の香りが

僕の心そっと包んだ

晴れ渡った空の彼方に

一欠片の星が

人知れず 僕のように 微かに輝いてた

君がくれた 一輪の白い花

想いも 言葉も こぼれ落ちていくけれど

終わりのない世界だから せめて涙の意味を教えて

陽の光も 澄んだこの空気も

涙の跡には眩しすぎて

目を細めて 見えたこの景色は

貴方を想った頃のよう

降り注いだ一筋の陽が

モノクロの僕に

滲ませる 記憶の色 明日への僕を描く

もう 迷わないよ 間違えたくはないよ

あの日の 僕らが 信じた未来の姿

形のない世界だから せめて想い出だけ描いて

今は あの日の涙 あの日の笑みも

取り戻せない 日常だけど

傷付いてても 明日は来るし

もう何も 忘れて 明日を生きていたい

頬に残る 一筋の感触に

あなたの匂いや仕草 甦るけれど

僕は 貴方に この花を今贈るよ

君がくれた 一輪の白い花

想いも 言葉もこぼれ落ちていくけれど

終わりのない世界だから せめて貴方を胸に歩くよ