夜風 (feat. mois)のジャケット写真

歌詞

夜風 (feat. mois)

Ryoga Tohyama

夏は夜風にまかせ

揺れるまつ毛

揺れるほどないよって、君は笑った

肌は夜風みたいね

揺れる手と手

生温い体温を抱き締めて

紫陽花みたいに

強そうで弱い

切り離したら少しずつ

黒く散り散りになるの

忘れた頃にね

だから根を張って

強く生きるの

雨に濡れた記憶はね

浮かばせて愛でながら放すの

夏は夜風にまかせ

揺れるまつ毛

揺れるほどないよって、君は笑った

肌は夜風みたいね

揺れる手と手

生温い体温を抱き締めて

夜は更けて

風は抜けても

赤く散りばめられた

忘れてしまうから

だからね、威張って強くみせるの

雨に濡れた瞼をさ

優しく拭いてくれよ 我儘?

夏は夜風にまかせ

揺れるまつ毛

揺れるほどないよって、君は笑った

肌は夜風みたいね

揺れる手と手

生温い体温を抱き締めて

子供の夏はどこか特別だから

そういってまた笑う夢

野良猫のか弱い鳴き声と

ひぐらしの切ない歌声が

今日限りのラブソング

夏は夜風にまかせ

揺れるまつ毛

揺れるほどないよって、君は笑った

肌は夜風みたいね

揺れる手と手

生温い体温を抱き締めて

夜、風の中の優しい恋

  • 作詞者

    mois

  • 作曲者

    mois

  • プロデューサー

    Ryoga Tohyama

  • レコーディングエンジニア

    Ryoga Tohyama

  • ミキシングエンジニア

    Ryoga Tohyama

  • マスタリングエンジニア

    伊永拓郎

  • ギター

    Ryoga Tohyama

  • ベースギター

    Ryoga Tohyama

  • キーボード

    Ryoga Tohyama

  • シンセサイザー

    Ryoga Tohyama

  • ボーカル

    mois

夜風 (feat. mois)のジャケット写真

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    夜風 (feat. mois)

    Ryoga Tohyama

やさしく吹き抜ける夏の夜風のように、思い出も感情も、静かに胸をすり抜けていく。
moisをボーカルに迎えた「夜風」は、Ryoga Tohyamaが編曲・演奏・ミックスを一人で手がけた、初のバンドサウンド作品。ギター、ベース、ドラム、シンセ——すべてのサウンドを自ら奏で、構築したオーガニックで奥行きのある音像は、アコースティックとエレクトロニックの境界をなめらかに横断している。

揺れるまつ毛、生温い手と手のぬくもり、濡れた瞼にふれる仕草。
どこにでもありそうで、でも確かに特別だった、あるひと夏の恋の記憶。
歌詞に描かれるのは、風にまかせてほどけていく感情と、それをどうにか繋ぎとめようとする小さな意地と願い。
moisの芯のある透明な歌声が、言葉の奥にある感情をすくい上げ、静かに響かせる。

重ねたコードにうねりをもたせたギター、浮遊感のあるドラム、湿度を帯びたシンセのレイヤー。
そのすべてがRyoga Tohyama自身の手によって編み上げられた「夜風」は、ジャンルにとらわれないオルタナティブなアプローチで、バンドサウンドの新たな解釈を提示している。

儚さと輪郭を同時に持つこの一曲は、夏の終わりにふと聴きたくなる、“今日限りのラブソング”かもしれない。

アーティスト情報

  • Ryoga Tohyama

    繊細なメロディと緻密なサウンドデザインを武器に、独自の音楽世界を築くシンガーソングライター/プロデューサー。ギターやピアノを基盤にしながらも、オーガニックな温もりとエレクトロニックの洗練が共存するサウンドを追求し、ジャンルの境界を曖昧にするような楽曲を生み出している。 自身の楽曲制作においては、ヴィンテージ感のあるアナログの質感と、現代的なプロダクションの融合を意識し、時間を超えて響く音を探求。音楽だけでなく、文学や映画からの影響も強く、歌詞には比喩や情景描写が多く用いられ、聴く人の記憶や感情と交差するような物語性を持つ。 そのサウンドと歌詞のスタイルは、特定のジャンルに縛られることなく、時にシンプルで温かく、時に鋭利で大胆な表現を行う。幅広い音楽的背景を持ちながらも、あくまで自身の美意識に忠実に音を紡ぎ、洗練されたプロダクションの中に人間らしい揺らぎを残すことを大切にしている。 すべての楽曲は自身で作詞・作曲・アレンジ・プロデュースを手がけ、楽器の演奏からサウンドデザインに至るまで細部にこだわる。その制作スタイルは、個人の感性を最大限に生かしながらも、聴く人それぞれの解釈が生まれる余白を残すことを重視している。 日常の断片や、言葉にならない感情を音楽に変換し、リスナーの内側に静かに響くような作品を生み出し続けている。

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