Lyric

朱色の頬に花びらを

春一番に躍る桜木

2人眺める 空ありのまま

咲き誇れ、君のまま

明け方の薄明の空

遠く輝く朝日を観た

行先を示すように光が

道を照らす

強くなれと急かすように

白んでゆく この街角

息を止めて空見上げた

心に映る綿雲

瑠璃色の空に花びらよ

朝の夜風に揺らぐ ひとひら

ぽつり 眺める空 暁に

咲き誇る時はまだ

晴れ渡る 白昼の中

散らかった人混みにまぎれ

道端の若葉のように装う

君がいた

誰かの描いた景色の中

強く深く その根を張り

負けるもんかと胸を抑え

ひとえに泪を流すのか

涙色の空 舞うつむじ風

木漏れ日の下 鳥の囁き

春の歌口遊み 笑い合う

夢語る日を馳せる

暮れていく 朱色の空

遠く輝く 夕日を見た

この街も寂しささえも

光で包まれてく

ひとつふたつ、紡いでゆく

夢も明日も この時さえも

桜薫る 景色の中

どれもこれも輝いてた

朱色の頬に花びらを

春一番に躍る桜木

2人眺める 空ありのまま

咲き誇れ、君のまま

咲き誇れ、ありのまま

咲き誇れ、君の花

静寂に瞬く星

宵風が吹く 街の中で

明くる日を待つ瞳に映る

月の光