

コンクリートの熱が冷めないベランダ
風はどこか遠くの潮の匂いを運ぶ
見上げた空の向こう側
名前のない音が、夜の底を揺らした
言葉にならないまま、ポケットで握りしめた温度
それを手放すための夜が来る
夜空を裂いて咲く光が、君のいた街の影を焦がす
一瞬で散るその銀色の跡へ、言葉をひとつ放つよ
名前を呼ぶこともないまま
闇を切り裂く熱だけが、ただ遠くへ流れていく
街灯の光がアスファルトに細く伸びる
遠くで響く破裂音だけが、季節の輪郭をなぞる
触れられない距離のぶんだけ
夜の湿度がやけに肌にまとわりつく
闇を焦がして散る光が、僕の横顔を白く染める
形のないざわめきさえも、あの夜の温度に変えてしまうから
返事のない方角へ向けて
音もなく消える手前で… ただ一筋の線を引く
夜の底が、少しだけ明るくなっては沈む
消えたあとの焦げた匂いと、静けさだけが残る
最後の光が夜空を染め上げて、すべてを青く塗り替える
視線の先の暗がりへ、あたたかな残響を送り出す
空の端で白い火花が溶け落ち
何もなかったように、ただ闇と風だけが戻ってくる
- 作詞者
石田 道子
- 作曲者
石田 道子
- プロデューサー
石田 道子
- ギター
石田 道子
- ベースギター
石田 道子
- ドラム
石田 道子
- ボーカル
石田 道子
- ピアノ
石田 道子

ツクヨミ - 月詠 の“残光、君の方角へ”を
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残光、君の方角へ
ツクヨミ - 月詠
ツクヨミ - 月詠による、夜の終わりと新たな始まりを描いた叙情的な一曲。静かなピアノとギターを軸に、切なさと希望が交差するサウンドが、心に残る余韻を紡ぎます。夜明け前の静寂と残光の美しさを映し出す、シネマティックな世界観が印象的な作品です。


