歌詞

寄り道ばかりしてた

夕暮れの帰り道

誰もいない交差点で

わざとゆっくり歩く

手にしたコートの裾が

夜の匂いを纏う

名前なんて呼べなくて

背中だけを見てた

言えないことが増えて

少しずつ離れて

君の沈黙さえも

優しさに見えた

「大丈夫」って笑うのが

やけに下手になったね

それが合図だったのかも

気づかないふりしてた

思い出しても仕方ない

そんなこと知ってるけど

ふとした夜の匂いに

まだ心が揺れるんだ

会いたいなんて言えないよ

そんなのずるいってわかってる

ただ風が冷たい夜には

君の歩幅思い出す

忘れたふりが上手くなって

それでも消せないまま

Lalala

いつもより遠回りで

知らない道を選ぶ

交わした言葉たちが

胸を掴んでくる

他人の笑い声に

なぜか少し黙る

君がいた日々だけが

色褪せず残ってる

平気なふりが上手くても

本当はわかってた

あの目を逸らす瞬間に

もう戻れないこと

寂しささえ愛してた

なんて綺麗事で

片付けられるほどには

忘れてないんだ

何も言わずに終わった

それが君らしいけれど

もしもすれ違ったなら

目を逸らしてしまいそう

会いたいなんて今さらさ

どこかで幸せならいい

ただ何も知らない景色に

君の気配を探してた

遠回りする癖だけが

変わらずに残っていた

Lalala

声にしたら崩れそうで

黙ったまま立ち尽くしてた

まだ明かりのない部屋で

Lalala

会いたいなんて弱い声

空に投げたら消えてった

そっと灯りがともる頃

君を思い出してしまう

忘れることができたなら

少しは前に進めるかな