金色照らす街のジャケット写真

歌詞

エナン

イトマP

ありふれた土地の中声荒げ騒がしく日々を変えていく亡霊は

底抜けた道外れ森の中 ひしめき合う場所へ連れて君と笑みのダンス

ミスター 影が目立つこの世界だって好きと言う確かな愛があるなら

ミスター あなたの呼ぶその声はもういらない

闇の中たどり着いた哀情は不可思議スープに溶け出した

魔法のようなとんがり帽子 あなただけにお似合いだから

張り詰めた感情はこの世界にはいらない 足並み合わせて遊ぼうや

夢が君を迎える場所へ さあ夜を照らしに行こう

あまいお菓子ちょうだい

私だけにくれるあまいあまいお菓子ちょうだい

あまいお菓子ちょうだい

私だけにくれるあまいあまいお菓子ちょうだい

あまいお菓子ちょうだい

あまいお菓子くれるあなただけをもっとちょうだい

ちょうだいな まだちょうだい…

飛び込んだ大きな馬車に乗って駆け巡る星と消えかけのスパイダー

微睡んでいた旅路に咲くカカシがわたし見つめシャルウィーダンス?

シャンデリア

悲しげなこの世界の心情は残酷なほどに意地悪さ

魔法ですら届かぬ先をその小さな手のひらで変えて

闇の中目が覚めた世界はかぼちゃのスープに溶けだした

君が夢を迎える場所へ さあ小さな帽子を身につけて

さあ明日を照らしに行こう

  • 作詞者

    イトマP

  • 作曲者

    イトマP

  • プロデューサー

    イトマP

  • プログラミング

    イトマP

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街全体が騒がしかった。それもそのはず、今日は年に一度だけ訪れる、この国最大の祭典の日だ。
色とりどりの旗が風に乗って空を舞い、甘いお菓子の香りが通りを包み込む。
子どもたちの笑顔は、いつも以上に眩しく見えた。
城門の向こうから押し寄せる歓声は、馬車の中にいる私にまで届いてくる。
「あなたも、この街のどこかでこのパレードを見ているのかしら。」
私は心の中で問いかける。返事のない問いだと分かっていても、あの人がこの輝かしい日を一緒に祝福していると信じたい。
「まもなくお時間です。」
側近の声にうなずき、私は深呼吸をひとつ。穏やかに微笑みながら、馬車から一歩を踏み出した。
その瞬間、地鳴りのような歓声が街に響く。
パレードの幕開けを合図する楽器隊と共に、私の胸には大切な想い人へのひそかな祈りと、
この国を未来へ繋ぐという揺るぎない誓いが輝いていた。

今日は間違いなく――明るく幸福で満ちた刹那の一日になるだろう。

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