金色照らす街のジャケット写真

歌詞

妖人 (語り手:鏡音リン)

イトマP

曇天は昨日からまやかしと飛行する摩天楼

必然と惹かれるバラッド

これは純情恋情歌

提灯は光を成すその先で影踏む若人

偶然と偽善を装った化者

最低な昨日でさえ平然とステップする若人

無限を創造するメソッド

これは純情恋情歌

待ち焦がれた感情さえ置いてけぼり買いかぶられ

彷徨う心は貴方を見ていた

はらひら 素敵さ

いずれ灰が芽生えるミステリー

この夜はまた金色の煌めき

妖と舞う貧弱なメロディー

ちょいと待って

立ち止まって

いつかは言葉と言葉が劈く淡いエレジー

察しあって

無理しないで

いずれは涙と怒りの最終議論でしょ

混沌を催した腐敗が侵食する伽藍堂

それを有限とたとふメソッド

これは純情恋情歌

未来でさえ幸福さえ噛み付きあう者ばかり

あいつもこいつも消えてよ来んなマジ

はらひら 素敵さ

いずれ灰が芽生えるミステリー

この夜はまた金色の煌めき

妖と舞う貧弱なメロディー

はるはらひら 素敵さ

いずれ愛が朽ちてくストーリー

この夜もまた金色の煌めき

妖と舞う貧弱なメロディー

妖に這う静寂なメロディー

「封」

  • 作詞者

    イトマP

  • 作曲者

    イトマP

  • プロデューサー

    イトマP

  • プログラミング

    イトマP

金色照らす街のジャケット写真

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街全体が騒がしかった。それもそのはず、今日は年に一度だけ訪れる、この国最大の祭典の日だ。
色とりどりの旗が風に乗って空を舞い、甘いお菓子の香りが通りを包み込む。
子どもたちの笑顔は、いつも以上に眩しく見えた。
城門の向こうから押し寄せる歓声は、馬車の中にいる私にまで届いてくる。
「あなたも、この街のどこかでこのパレードを見ているのかしら。」
私は心の中で問いかける。返事のない問いだと分かっていても、あの人がこの輝かしい日を一緒に祝福していると信じたい。
「まもなくお時間です。」
側近の声にうなずき、私は深呼吸をひとつ。穏やかに微笑みながら、馬車から一歩を踏み出した。
その瞬間、地鳴りのような歓声が街に響く。
パレードの幕開けを合図する楽器隊と共に、私の胸には大切な想い人へのひそかな祈りと、
この国を未来へ繋ぐという揺るぎない誓いが輝いていた。

今日は間違いなく――明るく幸福で満ちた刹那の一日になるだろう。

"