金色照らす街のジャケット写真

歌詞

扇子なき心

イトマP

仲間はずれだったね 私の中のセンセーション

分かり合えるようにと寄り添う まるで後出しじゃんけんぽん

おまじないがあるなら 三日月が昇る日なら

それは二つとない 思い出さ

からかってしまうのは少しばかりの抵抗で

恥ずかしさを読み取れないように口元をまた隠した

手放したら刹那と色めきを増す笑顔に

安心しては虚しさを最後に姿心を隠した

空が私を包んで触れたって行き着くはさながら

神風の吹いた遠い方へ私を連れてって

胸の奥で感じる 逃しようもない小さな煌めき

独りでに信じていたって心は待ちぼうけ

ずっと暑さを耐え忍ぶような 寒さを風邪と誤魔化せるような

不安で仕方がなくていつからか 瞳は滲む

すっと話せるような心が一つあったら

影法師の先には明日があるんだろうけど

それは花弁が朽ちてくような 袖のしわを増やしていくような

不安で仕方がなくて気づいたら ただあなたを見てた

溢れ出す言葉は空の青さとしまって

日が落ちる頃にはまた…。

帰ろっか

仲間はずれだったね 私の中のSensation

分かり合えるようにと寄り添う まるで後出しじゃんけんぽん

おまじないがあるなら 三日月が昇る日なら 答えて

意図しないそのさりげなさで

惹かれちゃうわ

日はまた沈む

すっと話せるような心が一つあったら

影法師の先には明日があるんだろうけど

ずっと花弁が朽ちてくような 袖のしわを増やしていくような

不安で仕方がなくて気づいたら ただあなたを見てた

溢れ出す言葉は空の青さとしまって

日が落ちる頃にはまた…。

帰れない

赤らんでしまうような心音を

隠しきれなくて

  • 作詞者

    イトマP

  • 作曲者

    イトマP

  • プロデューサー

    イトマP

  • プログラミング

    イトマP

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街全体が騒がしかった。それもそのはず、今日は年に一度だけ訪れる、この国最大の祭典の日だ。
色とりどりの旗が風に乗って空を舞い、甘いお菓子の香りが通りを包み込む。
子どもたちの笑顔は、いつも以上に眩しく見えた。
城門の向こうから押し寄せる歓声は、馬車の中にいる私にまで届いてくる。
「あなたも、この街のどこかでこのパレードを見ているのかしら。」
私は心の中で問いかける。返事のない問いだと分かっていても、あの人がこの輝かしい日を一緒に祝福していると信じたい。
「まもなくお時間です。」
側近の声にうなずき、私は深呼吸をひとつ。穏やかに微笑みながら、馬車から一歩を踏み出した。
その瞬間、地鳴りのような歓声が街に響く。
パレードの幕開けを合図する楽器隊と共に、私の胸には大切な想い人へのひそかな祈りと、
この国を未来へ繋ぐという揺るぎない誓いが輝いていた。

今日は間違いなく――明るく幸福で満ちた刹那の一日になるだろう。

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