

感情に先立つべきものが何なのかを、
確信した日に僕は君に連絡を取るんだ。
保護色に塗りたくった記憶の埃を払って。
何刷か分からないほど焼けた地の文の通り。
どんな言葉にも望まれた返答があって。
それを撃ち抜き続けると見られるエンディング。
やれるだけ、やるよ。
鬻いだ言葉の裏側が捲れて靡いた。
投函した便箋の裏に書いてあるけれど。
海猫が遊弋する空に両手を翳して。
これから僕はきっと大事な何かを思い出す。
どんな言葉にも望まれた返答があって。
それを撃ち抜き続けると見られる、
エンディングなんて。
僕は要らない。
(あの頃の僕ら、いつの日か再会を待って。
枯れ果てた夢の切れ端を重ねて透かして見てるんだ。
どこにも行けないと、嘆いた夜の話だった。
生存限界を超えて、その先で笑っていて。)
- 作詞者
ノ狐図書
- 作曲者
ノ狐図書

ノ狐図書 の“遊弋する、 (feat. 可不, GUMI, 雨歌エル & 流音ヨゾラ)”を
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