桜の雨とデジタルの月のジャケット写真

歌詞

桜の雨とデジタルの月

神託ROID

ガラス越しに映る夜空

散る花びら 揺れる電波

桜の雨が静かに降る

人工の風が街を撫でる

デジタルの月が見下ろす空

モノクロームの夢に溶け込む光

誰かが残した足跡だけ

消えゆく街に音が響く

消失点の先に揺れる影

夜とデータが交わる場所で

桜の雨 ひとひらずつ

心に刻む淡い痛み

デジタルの月が照らす未来

それは幻? それとも現実?

記憶とコードが重なる中で

消えない音が胸を叩く

桜の雨とデジタルの月

どこか遠くで呼び続ける

ガラスの空に描かれた星

全てプログラムされた景色

けれど桜の香りが漂うたび

懐かしい何かが蘇る

指先に触れるデータの波

その中に眠る断片的な夢

誰が見た景色だったのだろう

風が運ぶ微かな記憶

桜の雨 ひとひらずつ

心に刻む淡い痛み

デジタルの月が照らす未来

それは幻? それとも現実?

記憶とコードが重なる中で

消えない音が胸を叩く

桜の雨とデジタルの月

どこか遠くで呼び続ける

雨が止む頃 月が消える

残るのはただの静寂だけ

けれど胸に残ったその調べ

桜が再び咲く時 また響く

  • 作詞者

    神託ROID

  • 作曲者

    神託ROID

  • プロデューサー

    神託ROID

  • マスタリングエンジニア

    神託ROID

  • ボーカル

    神託ROID

  • プログラミング

    神託ROID

桜の雨とデジタルの月のジャケット写真

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かつて「祈り」は声で、「思い」は人の手で紡がれていた。
けれど今、そのすべてがコード化され、記録され、再生される世界がやってきた。

『桜の雨とデジタルの月』は、日本の古い精神性と未来的なテクノロジーが交錯する、全15曲からなる叙情的コンセプトアルバム。
神社の鳥居に埋め込まれたデータ、電子の巫女が舞う神楽、狐火が照らす路地裏、祈りをアップロードする仮想の神殿――
この世界では、“過去”も“魂”も“美しさ”さえも、データという形で保持されている。

しかし、それで人は本当に救われているのか?
桜の花びらのように儚く舞う記憶たちは、消えてしまったのか、それとも今もどこかで呼び続けているのか。
このアルバムは、失われたものと、消えずに残るものの境界をたどりながら、
「人間らしさとは何か」「本当に大切なものとは何か」を静かに、けれど深く問いかけてくる。

夜が明けるころ、あなたの中に残る“音”は、どんな記憶を映し出すだろうか――。

アーティスト情報

  • 神託ROID

    黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。

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