桜の雨とデジタルの月のジャケット写真

歌詞

幽霊横丁シミュレーション

神託ROID

軋む提灯 揺れる幻

雨に滲む電脳の路地

歪む看板 幽色の灯り

影だけが歩く無言の街

誰かが囁く記憶の残像

ここは現実、それとも夢か?

幽霊横丁 プログラムの雨

虚ろな月が照らす仮想の影

触れた指先 すり抜けてく

消えないままで彷徨う僕ら

交わる言葉は電脳の紙吹雪

消せないデータの幽かな温もり

「また会える?」と訊くその声に

答えを出せず夜が溶ける

幽霊横丁 無限ループの夢

赤く光る 狐の眼

記録された思い出たち

静かな雨に溶けて消えた

誰もいない路地裏の先

霧の向こう 滲む朝焼け

誰もいない路地裏の先

霧の向こう 滲む朝焼け

  • 作詞者

    神託ROID

  • 作曲者

    神託ROID

  • プロデューサー

    神託ROID

  • マスタリングエンジニア

    神託ROID

  • ボーカル

    神託ROID

  • プログラミング

    神託ROID

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かつて「祈り」は声で、「思い」は人の手で紡がれていた。
けれど今、そのすべてがコード化され、記録され、再生される世界がやってきた。

『桜の雨とデジタルの月』は、日本の古い精神性と未来的なテクノロジーが交錯する、全15曲からなる叙情的コンセプトアルバム。
神社の鳥居に埋め込まれたデータ、電子の巫女が舞う神楽、狐火が照らす路地裏、祈りをアップロードする仮想の神殿――
この世界では、“過去”も“魂”も“美しさ”さえも、データという形で保持されている。

しかし、それで人は本当に救われているのか?
桜の花びらのように儚く舞う記憶たちは、消えてしまったのか、それとも今もどこかで呼び続けているのか。
このアルバムは、失われたものと、消えずに残るものの境界をたどりながら、
「人間らしさとは何か」「本当に大切なものとは何か」を静かに、けれど深く問いかけてくる。

夜が明けるころ、あなたの中に残る“音”は、どんな記憶を映し出すだろうか――。

アーティスト情報

  • 神託ROID

    黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的なサウンドを紡ぐアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自由に横断しながら、 日本の伝統文化と未来的なテクノロジーを融合させた唯一無二の音世界を創り出す。 その音楽は、まるで黒猫が夜の街角でそっと語る物語。 懐かしさの中に潜む非現実、優しさの中に揺らぐ影。 現代と過去、夢と現実の間を彷徨いながら、聴く人の心にそっと寄り添う。 「音」そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。 それが、神託ROIDの描く幻想都市の風景です。

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