

紫紺の空に滲むネオン
桜の花弁 光の粒
静寂の街を流れるデータ
遠い記憶のざわめき
神楽坂の路地裏で
浮かぶ狐火 揺れるホログラム
錆びた鳥居に刻まれた
誰かの祈りが微かに響く
君と交わした最後の言葉
エコーになって夜風に溶けた
数式の隙間で揺れる想い
解けぬまま時を超えて
微かに残る手の温もり
指先すり抜けた幻
サーバーの彼方に流れる声
届くのなら もう一度
舞い散る桜のシグナル
幾千のデータの雨
過去と未来が交差する
この街の片隅で
光と影の狭間に揺れる
君の笑顔が滲んで
記憶の渦に消える前に
僕は君を探してる
無人の神社の影に咲く
一輪の花が見ていた夢
デジタルの霧に埋もれた街
君の声が聞こえた気がした
虚空に浮かぶ月の光
サイバーレンズの奥で揺れる
流れるデータの隙間に
まだ君の名前はあるだろうか
朱に染まる残像の中
微笑む君の横顔
手を伸ばせば消えてゆく
まるで幻みたいに
舞い散る桜のシグナル
幾千のデータの雨
過去と未来が交差する
この街の片隅で
光と影の狭間に揺れる
君の笑顔が滲んで
記憶の渦に消える前に
僕は君を探してる
舞い散る花が告げるのは
未来か それとも過去か
桜のシグナルが灯るたび
僕は君を待ち続ける
- 作詞者
神託ROID
- 作曲者
神託ROID
- プロデューサー
神託ROID
- マスタリングエンジニア
神託ROID
- ボーカル
神託ROID
- プログラミング
神託ROID

神託ROID の“舞い散る桜のシグナル”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
桜の雨とデジタルの月
神託ROID
- 2
神ノ國
神託ROID
- 3
千年後の茶会
神託ROID
- 4
幽霊横丁シミュレーション
神託ROID
- 5
紅灯ターミナル
神託ROID
- ⚫︎
舞い散る桜のシグナル
神託ROID
- 7
八咫鏡インターフェース
神託ROID
- 8
電狐憑き
神託ROID
- 9
ビット浮世絵
神託ROID
- 10
京極サーバー
神託ROID
- 11
量子神楽
神託ROID
- 12
寂滅インストール
神託ROID
- 13
紅桜メモリ
神託ROID
- 14
NEW NADESHICO WIP
神託ROID
- 15
転生プロトコル
神託ROID
かつて「祈り」は声で、「思い」は人の手で紡がれていた。
けれど今、そのすべてがコード化され、記録され、再生される世界がやってきた。
『桜の雨とデジタルの月』は、日本の古い精神性と未来的なテクノロジーが交錯する、全15曲からなる叙情的コンセプトアルバム。
神社の鳥居に埋め込まれたデータ、電子の巫女が舞う神楽、狐火が照らす路地裏、祈りをアップロードする仮想の神殿――
この世界では、“過去”も“魂”も“美しさ”さえも、データという形で保持されている。
しかし、それで人は本当に救われているのか?
桜の花びらのように儚く舞う記憶たちは、消えてしまったのか、それとも今もどこかで呼び続けているのか。
このアルバムは、失われたものと、消えずに残るものの境界をたどりながら、
「人間らしさとは何か」「本当に大切なものとは何か」を静かに、けれど深く問いかけてくる。
夜が明けるころ、あなたの中に残る“音”は、どんな記憶を映し出すだろうか――。
アーティスト情報
神託ROID
黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。
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