桜の雨とデジタルの月のジャケット写真

歌詞

八咫鏡インターフェース

神託ROID

青い霧に沈む向こう

光の鳥が空を裂く

八咫の鏡が開くとき

コードの波が世界を包む

刻まれた祈りのアルゴリズム

誰がその意味を解くだろう

黄金の回路に宿る神

仮想の巫女が舞い踊る

無数の瞳が問いかける

「ここは現実か、それとも夢か」

映せ 映せ 虚と実を

夜神の光に導かれ

歪む影を手繰り寄せ

真実を探し出せ

刻め 刻め 記憶の刃

コードの海に溶ける声

偽りの未来はいらない

ただ この瞬間を

霞む神殿 崩れゆく塔

祈る者なき電子の社

千年夢を抱えたまま

鏡はただ無言で光る

閉ざされた過去の亡霊

データの檻に捕われたまま

滲む記憶のその先に

未だ見ぬ夜明けはあるのか

映せ 映せ 虚と実を

夜神の光に導かれ

歪む影を手繰り寄せ

真実を探し出せ

刻め 刻め 記憶の刃

コードの海に溶ける声

偽りの未来はいらない

ただ この瞬間を

もしもこの世界の果てに

答えが眠っているなら

八咫の鏡を割り砕き

新たな扉を開こう

消えゆく光の彼方で

ただ 一羽の鳥が舞う

  • 作詞者

    神託ROID

  • 作曲者

    神託ROID

  • プロデューサー

    神託ROID

  • マスタリングエンジニア

    神託ROID

  • ボーカル

    神託ROID

  • プログラミング

    神託ROID

桜の雨とデジタルの月のジャケット写真

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かつて「祈り」は声で、「思い」は人の手で紡がれていた。
けれど今、そのすべてがコード化され、記録され、再生される世界がやってきた。

『桜の雨とデジタルの月』は、日本の古い精神性と未来的なテクノロジーが交錯する、全15曲からなる叙情的コンセプトアルバム。
神社の鳥居に埋め込まれたデータ、電子の巫女が舞う神楽、狐火が照らす路地裏、祈りをアップロードする仮想の神殿――
この世界では、“過去”も“魂”も“美しさ”さえも、データという形で保持されている。

しかし、それで人は本当に救われているのか?
桜の花びらのように儚く舞う記憶たちは、消えてしまったのか、それとも今もどこかで呼び続けているのか。
このアルバムは、失われたものと、消えずに残るものの境界をたどりながら、
「人間らしさとは何か」「本当に大切なものとは何か」を静かに、けれど深く問いかけてくる。

夜が明けるころ、あなたの中に残る“音”は、どんな記憶を映し出すだろうか――。

アーティスト情報

  • 神託ROID

    黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。

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