

無限の灯 朱に染まり
雨の音だけが響く街
浮かぶ楼閣 電脳の霧
錆びた鳥居に刻まれたコード
祇園の風が運ぶ声は
過去と未来のエラー・ログ
京極サーバー 祈りのエコー
廃れた夢がデータの隙間に舞う
千本鳥居の向こう側
誰も知らない世界がある
狐の笑み 青く光る瞳
願いを記録する無機質な神
触れた指先 凍えるほど
それでも消せないこの記憶
京極サーバー 祈りのエコー
朽ちた歴史を電脳が紡ぐ
手を伸ばしても届かない
幻のような温もりだけ
サーバーの灯が消える夜
静かに降る電子の雨
- 作詞者
神託ROID
- 作曲者
神託ROID
- プロデューサー
神託ROID
- マスタリングエンジニア
神託ROID
- ボーカル
神託ROID
- プログラミング
神託ROID

神託ROID の“京極サーバー”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
桜の雨とデジタルの月
神託ROID
- 2
神ノ國
神託ROID
- 3
千年後の茶会
神託ROID
- 4
幽霊横丁シミュレーション
神託ROID
- 5
紅灯ターミナル
神託ROID
- 6
舞い散る桜のシグナル
神託ROID
- 7
八咫鏡インターフェース
神託ROID
- 8
電狐憑き
神託ROID
- 9
ビット浮世絵
神託ROID
- ⚫︎
京極サーバー
神託ROID
- 11
量子神楽
神託ROID
- 12
寂滅インストール
神託ROID
- 13
紅桜メモリ
神託ROID
- 14
NEW NADESHICO WIP
神託ROID
- 15
転生プロトコル
神託ROID
かつて「祈り」は声で、「思い」は人の手で紡がれていた。
けれど今、そのすべてがコード化され、記録され、再生される世界がやってきた。
『桜の雨とデジタルの月』は、日本の古い精神性と未来的なテクノロジーが交錯する、全15曲からなる叙情的コンセプトアルバム。
神社の鳥居に埋め込まれたデータ、電子の巫女が舞う神楽、狐火が照らす路地裏、祈りをアップロードする仮想の神殿――
この世界では、“過去”も“魂”も“美しさ”さえも、データという形で保持されている。
しかし、それで人は本当に救われているのか?
桜の花びらのように儚く舞う記憶たちは、消えてしまったのか、それとも今もどこかで呼び続けているのか。
このアルバムは、失われたものと、消えずに残るものの境界をたどりながら、
「人間らしさとは何か」「本当に大切なものとは何か」を静かに、けれど深く問いかけてくる。
夜が明けるころ、あなたの中に残る“音”は、どんな記憶を映し出すだろうか――。
アーティスト情報
神託ROID
黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的なサウンドを紡ぐアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自由に横断しながら、 日本の伝統文化と未来的なテクノロジーを融合させた唯一無二の音世界を創り出す。 その音楽は、まるで黒猫が夜の街角でそっと語る物語。 懐かしさの中に潜む非現実、優しさの中に揺らぐ影。 現代と過去、夢と現実の間を彷徨いながら、聴く人の心にそっと寄り添う。 「音」そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。 それが、神託ROIDの描く幻想都市の風景です。
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