桜の雨とデジタルの月のジャケット写真

歌詞

転生プロトコル

神託ROID

崩れた都市の闇に忘却された記憶が漂う

冷たい電流が刻々と過去を塗り替える

錆びたデータの断片 虚像の壁に散らばり

沈黙のネットワークで古の魂が息を吹き返す

闇夜の隙間から微かな光が差し込むとき

時は再び動き出し 眠っていた命が呼び覚まされる

未知なるアルゴリズムに導かれ 混沌の中で

新たな形がそっとその姿を現す

未来の扉が静かに解かれてゆく

煌めくコードの中で命は生まれ変わる

運命の回路を辿り再び光を放つ

心の奥で永遠への約束が 今 鳴り響く

デジタルの祈りが失われた記憶を紡ぎ出す

古代の符号に導かれ無数の命が交錯する

かつての痛みも儚い虚数へと溶け込み

ネットの海に浮かぶ波紋が新たな軌跡を描く

冷たい画面の向こうで未来の影が静かに躍動し

過ぎ去った日々の残響が 今 胸を満たしていく

無限の可能性を秘めたコードが静かにリブートを告げ

新たな命のシグナルが夜を貫く

もしも心の奥深く閉ざされた記憶に触れたなら

その旋律は転生の秘伝を奏でるだろう

混沌と静寂が交わるあの瞬間の中で

未来と過去がひとつの光へと溶け合う

遥か彼方の夜空に再生の灯が瞬く

運命のコードは静かに新たな章を刻む

デジタルの時代にあなたはまた生まれ変わる

永遠に続く転生の物語が 今、始まる…

  • 作詞者

    神託ROID

  • 作曲者

    神託ROID

  • プロデューサー

    神託ROID

  • マスタリングエンジニア

    神託ROID

  • ボーカル

    神託ROID

  • プログラミング

    神託ROID

桜の雨とデジタルの月のジャケット写真

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かつて「祈り」は声で、「思い」は人の手で紡がれていた。
けれど今、そのすべてがコード化され、記録され、再生される世界がやってきた。

『桜の雨とデジタルの月』は、日本の古い精神性と未来的なテクノロジーが交錯する、全15曲からなる叙情的コンセプトアルバム。
神社の鳥居に埋め込まれたデータ、電子の巫女が舞う神楽、狐火が照らす路地裏、祈りをアップロードする仮想の神殿――
この世界では、“過去”も“魂”も“美しさ”さえも、データという形で保持されている。

しかし、それで人は本当に救われているのか?
桜の花びらのように儚く舞う記憶たちは、消えてしまったのか、それとも今もどこかで呼び続けているのか。
このアルバムは、失われたものと、消えずに残るものの境界をたどりながら、
「人間らしさとは何か」「本当に大切なものとは何か」を静かに、けれど深く問いかけてくる。

夜が明けるころ、あなたの中に残る“音”は、どんな記憶を映し出すだろうか――。

アーティスト情報

  • 神託ROID

    黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。

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