歌詞

4限目終わりのチャイムと同時に

広げたマガジン

せーので指差す

この中いちばん可愛い子はだれ？

でも僕が狙うのは

指先の子じゃなくって

今も小説に夢中メガネのあのコ

遠くへ蹴飛ばすサッカーボールが

ゴールを逸れて

試合終了の笛がグラウンドに

敗けを知らせている

でも次は外さない

君のハートの真ん中

絶対に決めたい この戦いだけは

足りないピースが出てこない

完成できずじまいのパズルだ

何読んでるの 君の好きなもの

わからないことだらけで

君の物語の1ページに

僕を刻み込みたくって

初めて入ったB棟の図書館

読めない漢字が

走る目を足止めする

気づいたら目次を枕に眠っている

午後の風に押されたカーテンに

肩を叩かれ目を覚ます

読み進めていたあの本は…夢かぁ〜

確か書き出しはこうだった

「君は僕のアイドルー」

女の子たちが机を囲んで

広がるガールズトーク

議題はどうやらあのコの恋バナ

好きな人はだれ？

大ニュースだ気になる

聞き耳立てているけど

先生からの呼び出し

バッドタイミング

ハートのエースが出てこない

こんなトランプ占い信じない

カレシはいるの タイプはどんなの

全部知りたいおしえて

君の物語に登場する

ヒーローにふさわしいように

いつも赤点のテストも今日はセーフ

100回書き直した

出せないまんまのラブレター

引き出しの奥で

くしゃくしゃに眠っている

しかし勉強が苦手な僕が

背伸びしたってキマらない

人に誇れるものなんて

そうひとつだよね

「今度の試合を観にきてよ」

なりたい 君のアイドル

君の物語の1ページに

僕を刻み込みたくって

初めて入ったB棟の図書館

読めない漢字が

走る目を足止めする

気づいたら目次を枕に眠っている

午後の風に押されたカーテンに

肩を叩かれ目を覚ます

読み進めていたあの本は…夢かぁ〜

確か書き出しはこうだった

「君は僕のアイドルー」