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Hyperion Suites

  1. hymn
  2. walkin
  3. monsoon
  4. happy turner
  5. wireless
  6. analogica
  7. alcyone
  8. sad roboto
  9. soul for toys
  10. hyperion
  11. blood music
  12. skyrim
  13. nous
  14. never end

ユートピアのその先の景色を描いた前作『el esperanka』から早二年。今や電子音楽界の寵児となったSerphが、似た者だらけのドリーミーなポップスが溢れる現状に一石を投じるべく、会心の新作を完成させました。

素顔もプロフィールも謎のまま、突然変異種的に世に現れた異色の音楽家、Serph。リリースする作品がいずれもインストの電子音楽では驚異的なセールスを記録し、昨年1月には、2009年のデビュー以来初となるライブを単独公演で行い、リキッドルームをソールドアウトさせた事でも多いに話題となった彼が、新章の幕開けを告げる通算五枚目となるフルアルバム『Hyperion Suites』をリリースします。

ユートピアめいたファンタジックな音像がトレードマークのSerphですが、今作ではそこにメランコリックでメロウな手触りも重なります。オリジナリティ溢れる美しいメロディとハーモニー、そしてマジカルなアレンジは洗練を極め、一種高潔なエレガントさを纏った楽曲が揃いました。60年~70年代のジャズに焦点をあて、HIP HOP的ビートやR&B的コード感で構築された楽曲は、若くして急逝したJ Dillaの偉大な冒険を引き継ぐ意志の現れでもあり、昨今のニュージャズ・シーンとの親和性も見てとれます。ボイスサンプルの多用も今作の特徴のひとつで、結果、今作はSerph史上もっともエモーショナルでソウルフルなアルバムに仕上がりました。

アルバムタイトルにある「Hyperion(ハイペリオン)」とは、所在が誰にも知らされていない謎めいたところにある世界で一番高い木の名前で、アルバム『Hyperion Suites』は、巨木ハイペリオンの清々しいまでの孤独さと悲しみを讃える讃歌であり、今や孤高の存在となったSerphが鳴らすおとぎの国のソウルミュージックです。

Serph

東京在住の男性によるソロ・プロジェクト。 2009年7月にピアノと作曲を始めてわずか3年で完成させたアルバム『accidental tourist』を発表。以降、コンスタントに作品をリリースしている。 2014年1月には、自身初となるライブ・パフォーマンスを満員御礼のリキッドルームにて単独公演で開催した。 2016年7月には、自身の代表曲をアップデートさせたベスト盤『PLUS ULTRA』を発売。 2018年4月には、自身2度目となる4年ぶりのライブ・パフォーマンスを再びリキッドルームにて単独公演で行い、見事に成功させた。 より先鋭的でダンスミュージックに特化した別プロジェクトReliqや、ボーカリストNozomiとのユニットN-qiaのトラックメーカーとしても活動している。 自身の作品以外にも、他アーティストのリミックスやトラックメイキング、CMやWEB広告の音楽、連続ドラマの劇伴、プラネタリウム作品の音楽なども手掛ける。

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