

世界が君に染まってく
わたし、言葉を覚えるのがほんとに好きだった
“love”とか、“好き”とか、“حُبّ(hubb)”とかさ
微妙な違いが、心にグサッとくるんだよね
気づいたら、世界が体にしみ込んでた
いろんな言葉が わたしをバラバラにした
君の黙ってる感じ? あれ、完全に爆発だった
たったひとことが
わたしを燃やしてた(燃やしてた)
ニュースはいつも胸をざらつかせて
SNSは怒りとか悲しみばっかり
でも、君の“詩”だけは
どうしてか、心に花が咲いた
何も言わなくても、伝わるとかあるんだね
声がなくても、気持ちは届く
愛って、叫ぶより
深く静かに息することなんだ(なんだ)
君は砂をすくって、風にパッと放った
そのしぐさだけで、世界が止まったみたいで
言葉なんかいらなかった
涙が勝手にこぼれてた
その手の動きが 宇宙を描いてて
ひと言もないのに、全部わかっちゃった
沈黙って、こんなに響くんだ
心にドンって、来た(来た)
「愛は国境じゃない。呼吸のリズム」って
あの夜、日記に書いたとき
わたし、少しだけ変わった
もう、前のわたしじゃなかった
君がいなくても、呼吸は続いてる
街が崩れても、ちゃんと息してた
たぶんそのリズムは
今も、君とつながってる(つながってる)
君は、風になったのかもしれない
名前も言葉もないまま、
でも、それでも
わたしにはちゃんと残ってる(残ってる)
「ぼくらは色でできてる」って君が言った
「でも光に溶けてく」って続けた
わたしは その詩を訳して
世界に投げかけた(投げかけた)
SNSのコメントが止まらなかった
「あなたの言葉が届いた」って、たくさんの人が言った
もう正直、よくわかんない
わたしは君を愛してたのか、世界を愛してたのか(のか)
「わたし、もう分からない」
「君を愛してたのか、この世界なのか」
でも、それでもいいと思えた
月が静かに笑ってた
光が、少しずつ、君の色になっていった
- 作詞者
RANSUI
- 作曲者
RANSUI
- プロデューサー
KEIKO
- その他の楽器
RANSUI

RANSUI の“世界が君に染まってく”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
星が泣いた理由
RANSUI
- 2
30年目の別れ道
RANSUI
- 3
君がいる世界が好き
RANSUI
- 4
報道されない正義
RANSUI
- ⚫︎
世界が君に染まってく
RANSUI
- 6
杖で運転する闇
RANSUI
- 7
愛してるが止まらない
RANSUI
- 8
君はちゃんと頑張ってる
RANSUI
- 9
笑ってさよならが言えたら
RANSUI
- 10
生きるって何なんだろ
RANSUI
あなたは誰に、心から「いてくれてありがとう」と言いたい?
これは歌ではない。
――きっと、ずっと胸の奥で叫びたかった言葉。
“宇宙人”みたいな私だけど、
どうか、この声をあなたの心で拾ってください。



