Lyric

放課後のチャイムが　遠ざかる影を引く

焼けたアスファルトに　笑い声が跳ねたね

君がふいに振り返る　一瞬のシルエット

僕の中で何かが　静かに始まってた

思い出なんて　まだないはずなのに

心が先に　君を探してる

夏の光が君を染めて　まぶしさに目を細めた

何も言えないままでも　隣にいれたらそれでいい

だけどいつか　この想いを

ちゃんと伝えられるように

今はまだ　風の中

名前を呼んでみたんだ

麦わら帽子の影　揺れる心のリズム

駆け出した坂道に　君の背中が遠い

「また明日ね」って笑う　その笑顔が眩しくて

僕はただ手を振る　精一杯の勇気で

いつも通りの帰り道なのに

今日は少しだけ　胸がざわつくよ

同じ空を見上げながら　何を願ってるの？

触れたいけど届かない　君の世界の温度

言葉よりも　近くで今

心を交わせたなら

一秒ずつ　この夏が

恋に変わっていくんだ

風鈴の音　遠く響く

夏が終わる気がして　怖くて

でも、君といた景色は

ずっと僕の季節だから

夏の光が君を染めて　初めての恋をくれた

すれ違いも迷いさえも　青春の証だと知った

言えなかった　あの日の声

今、勇気に変えていく

「好きだよ」と　伝えたら

君はどんな顔するの？