Lyric

ゆらゆら揺らめく街灯りを

ただぼんやりと眺めながら

湿った哀愁香る夜を

漂うようにやり過ごす

ひらひらと靡く 君の気持ちを

捕まえるのには網が要る

それすらもすり抜けそうな

予感もしているけれど

移り気な心は

四季を奏でて

夜行列車は走る

電波の路線を

辿りながら目指す

君の掌

視覚を伝って

心まで届け 想いよ今

ざわざわ騒めく 心の凪を

打ち消すように目を瞑る

乱れた心の波長を

静かに整え歩き出す

幼気な瞳は

また輝けるの？

夜行列車は走る

電波の路線を

辿りながら目指す

君の掌

時間を使って

心まで響け 声の波よ

街灯に照らされた影を見て

僕はまた独りを知った

まだ残る温もりの記憶は

手触りすら鮮明に呼び戻す

鳴らないスマートフォン

眠れない真夜中の不安

君は今何をしているだろう？

そんなことばかりを

考えてしまうんだ

移り気な心は

四季を奏でて

夜行列車は走る

電波の路線を

辿りながら目指す

君の掌

視覚を伝って

心まで届け 想いよ今