歌詞

静かな夜　言葉は落ちて

誰にも届かないまま　消えていく

優しい嘘に包まれて

君の背中を見送った

本当は言いたかったよ

「行かないで」って　ただそれだけを

時計の針が刺すたびに

胸の奥がチクりと鳴る

今さら戻れないことも

わかってるのに、ねぇ

声が枯れるまで叫ぶよ

届かなくても構わない

心を裂くような痛みも

生きてる証だから

君を失って知ったんだ

この世界はこんなに叫んでた

あの日交わした約束が

まるで夢のように遠くて

名前を呼ぶたび滲んでく

君の影を　まだ追ってる

指先に残るぬくもり

時間だけが引き剥がす

忘れたいのに忘れない

そんな僕を、許して

声が枯れるまで歌うよ

壊れても止まらない

涙で滲んだ空の下

君がいた証探す

もしも願いが叶うなら

もう一度だけ「好き」と言わせて

この叫びが風になって

君の耳に届くなら

きっと僕はもう一度

笑える気がしてる

声が枯れるまで生きるよ

後悔も全部連れて

涙を飲み込んだその先で

君の光になりたい

終わらない痛みの果てに

ようやく僕は、僕になれた

静かな夜　目を閉じれば

君の声が　まだここにいる